動画

授業中にあくびをして開いた口がふさがらなくなった女子高生、友人の手を借りても口を閉じられず病院へ


政治学の授業中に大あくびをした17歳の女子高校生のあごが外れてしまい、隣の席の友人にジェスチャーでアピールし、無理やり手でおさえつけてもらうことで口を閉じようとしたものの手に負えず、保健室へ行き養護教員の手を借りても閉じることができず、とうとう病院へ運ばれ救急治療を受けることになってしまったそうです。

女子高生本人にとってはかなり恥ずかしい経験だったかもしれませんが、「あごが外れるほどのあくびをされるような授業をしていた」と有名になってしまった教師にとっても災難だったかもしれません。

詳細は以下から。YouTube - Help Me! I Can't Shut My Mouth! - Bizarre ER - BBC Three


イングランド中東部ノーザンプトンにあるNorthampton General Hospitalの救急外来。


17歳のカレッジ生徒(日本でいう高校3年生にあたる)Holly Thompsonさん。


通っている女子校での授業中にあごが外れて口を閉じることができなくなってしまったため、救急外来へ運ばれたそうです。あごが外れるとかなり痛いというだけでなく、物が食べられず飲み物も飲めないため脱水症状になる場合があるほか、乾燥によりのども痛み、放置しておくと深刻な事態になってしまいます。


Aレベル受験のための政治学の講義中、集中力が切れて眠くなってしまったHollyさん。


思わずあくびをしてしまいます。ここまではどこの高校の教室でも見られる日常茶飯事な光景ですが……


「こんなに開くなんて」とびっくりするほど大きく口を開けてしまい、その口を閉じることができなくなってしまいました。


あごが外れたかもしれないと気付き焦ったHollyさん。


しゃべることができないので隣の席の友人をつんつんして注意をひき、緊急事態を知らせます。


友人の助けを借りるものの……


あごは元には戻らず2人ともお手上げ状態。


保健室を訪れたものの、養護教員もお手上げ。


かくしてHollyさんは病院へと搬送されることになりました。


到着したNorthampton General Hospitalの救急外来で治療を担当するのはEjiro Obakponovwe医師。


状況を説明するものの、口を閉じることができないので「ハフハフ」状態。しかし経験豊富なObakponovwe医師はHollyさんが言わんとするところをくみ取り、何とか意志の疎通はできたようです。


ゴム手袋をはめ、真剣な面持ちで処置の準備を行います。


今回使われるのは、アイスの棒のようなこの物体。のどの診察時に患者の舌をおさえるための使い捨ての板なのですが、これを何枚も重ね上の前歯と下の歯の間に入るだけ挟みこみ、木をくわえた状態であごの筋肉を疲れさせます。


奇妙な方法に見えるかもしれませんが、これがあごが外れたときの標準的な治療法とのこと。


この状態でしばし我慢。


Hollyさんの困惑をよそに、「あともう1枚入るわ」と板を追加するObakponovwe医師。


こうして合計26枚の板がHollyさんの口を限界まで開くことに。


「グッドラック!」とでも言うように、頼もしい表情で処置室をあとにするObakponovwe医師。彼女の手に掛かればどんな手ごわいあごも心配無用です。


あとはひたすら、あごが疲れて筋肉が緩むのを待つのみ。


長い待ち時間の末、あごが閉じるか閉じないか、勝負の時がやってきました。「ルールは2つ。まずリラックスすることと、わたしの指をかまないことよ」と声をかけるObakponovwe医師。


左手でほおの内側をおさえながら、右手で慎重に板を抜き取ります。この時Hollyさんの口が自発的に急に閉じようとし、医師の指をかんでしまう可能性があるそうです。


無事抜き取りに成功。


ぐいぐいっと下あごを押し上げて、口を閉じます。かなり痛そうな表情です。


上下の歯をかみあわせ、唇も閉じることができました。


治療成功、ほっとした表情のHollyさん。まさか授業中のあくびがこんな事態に発展するとは思っていなかったのではないでしょうか。


この26枚のアイス棒的な「舌おさえ」は、記念に持ち帰るとのこと。あごはまだちょっと痛むとのことで、しばらくあくびはしない方がよいとObakponovwe医師はアドバイスしていました。


結果的には政治学の授業を抜け出せたわけですが、痛い思いをしたHollyさんは今後しばらく授業中にあくびをすることはなさそうです。Hollyさんの話を聞いて、退屈な授業を抜け出すために狙って大あくびする生徒たちが増えないとよいのですが……。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
あくびが「うつる」ようになるのは5歳児から - GIGAZINE

動物が大口を開けてあくびしている写真やムービーいろいろ - GIGAZINE

大きくなってしまったアゴを戻すため広告スペースとして売り出した男性 - GIGAZINE

ネコのあごはなぜミルクを飲んでもぬれないのか? - GIGAZINE

in メモ,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.