めまぐるしく姿を変えるオーロラをとらえた幻想的なタイムラプス映像
数年に一度というほど激しく活動するオーロラを追いかけ、ノルウェーの風景写真家Terje Sorgjerd氏がマイナス25度の寒さのなか1週間かけて撮影した写真の数々が、美麗なタイムラプス映像にまとめられています。刻々と姿を変えながら輝くオーロラは実に美しく、「幻想的」「神秘的」といった言葉にふさわしいものとなっているのではないでしょうか。
再生は以下から。The Aurora on Vimeo
夕暮れの雪景色。
日中もオーロラは出ているのですが、太陽の光と比べると非常に弱い光であるため観測は難しく、日が沈んだあとがオーロラ鑑賞・撮影の好機です。
基本的にオーロラの写真は長時間露光で撮影されているので、月も肉眼で見るより明るく写っています。
めまぐるしく形を変えながら輝くオーロラ。
月明かり、街の明かりとの対比が実に美しいシーン。
写真はすべて、風景写真家Terje Sorgjerd氏によりロシア国境に近いノルウェーのキルケネス近郊、パス国立公園内およびその周辺で撮影されたものです。
撮影中の気温はマイナス25度ほどだったとのこと。
地平にゆらめく炎のようなオーロラ。
オーロラは肉眼ではカメラでとらえたようにはっきりとは見えず、白っぽくぼんやりと光っている程度だったりするのですが、ここまで明るく活動の激しいオーロラだと肉眼でもかなり動いている様子がわかったのではないでしょうか。
オーロラは雲より高い位置で起きているため、天候により地上からは見えないこともありますが、曇り空を透かして輝くオーロラもよいものです。
ホタルの光のような緑色が、最も頻繁に起きていて肉眼でも見やすいタイプ。
緑のオーロラが見えたとき、その上方(高度200km以上)は赤く光っている場合も多いのですが、人間の目にはこの赤い光に敏感なタイプとそうでないタイプがあり、どんなに視力がよい人でも赤いオーロラは肉眼では見ることができないということもあるそうです。
タイムラプス映像ではオーロラの動きだけでなく地球の自転により星が動いている様子もよくわかります。
ちなみにBGMは映画「グラディエーター」のサウンドトラックから「Now We Are Free」という曲とのことです。
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