このままでは「予測不能な大規模停電」も、電力消費量急増でより一層の節電が呼びかけられる
3月14日から関東で計画停電が実施されていますが、寒さの影響を受けて電力需要が急増したことを受けて、より一層の節電が呼びかけられたことが明らかになりました。
計画停電を最大限実施しているにもかかわらず、すでに供給量の限界にまで近づいており、このままでは「予測不能な大規模停電」が発生するおそれがあるとされています。
詳細は以下から。
大規模停電回避のための一層の節電のお願い | 海江田経済産業大臣談話・声明(METI/経済産業省)
本日付で発表された海江田経済産業大臣の声明によると、厳しい寒さの影響を受けて電力需要が急増しており、計画停電を最大限に実施したにもかかわらず、東京電力管内における電力需要は昨日を約400万KW上回るペースで推移しているそうです。
これにより供給可能な電力が3350万KWであるのに対して、午前中のピークの電力需要量が3292万KWとなっており、すでに需給はギリギリの状況とのこと。また、この状況が続くと1日の電力需要がピークを迎える夕方から夜にかけて需要量が供給量を大幅に上回り、予測不能な大規模停電が発生するおそれがあるとされています。
海江田経済産業大臣は不測の事態を回避するために産業界および国民に対して、特に電力需要がピークを迎える夕方から夜にかけてを中心に最大限の電力使用の抑制、不要不急の電気機器の使用停止など、これまで以上の精一杯の節電への協力を呼びかけています。
・2011/03/17 16:26
NHKによると、国土交通省は首都圏の鉄道各社に運行する列車の本数を減らすように通告したそうです。
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