おならとげっぷで懲戒停職処分となった歯科医
勤務中に患者や同僚の前でおならやゲップを繰り返し、同僚に注意されても耳を貸そうとせず笑い飛ばしたというイングランド・シュロップシャー州Whitchurchの歯科医のMatthew Walton氏(35歳)。現在は停職中なのですが、2011年4月に歯科医師登録を取り消される可能性が高く、以後イギリスでは歯科医として働くことはできなくなるそうです。
「臭くて臭くて、気分が悪くなるほどでした」と看護師の1人は語っています。
詳細は以下から。Farting dentist Matthew Walton 'was so smelly we felt sick' | Metro.co.uk
BBC News - 'Flatulent' dentist from Shrewsbury is struck off
シュロップシャー州Shrewsbury出身のWalton氏は2007年10月に勤務していたWhitchurchの歯科医院Green End Dental Practiceの看護師らの「告発」を受け、General Dental Councilの決定により停職処分となり、2007年12月以降1日を除き歯科医としては勤務していないとのこと。
告発した看護師らは、昼食中に同僚の隣に座っておならやゲップをする、処置中にもおならをする、嫌いな患者の背後でVサイン(イギリスでは手のひらを内側に向けた場合「くたばれ」「消えうせろ」といった意味で、非常に失礼な行為)をする、高齢者や障害者を見下す、人種や民族により患者を差別する、失職中の患者をさげすむ発言をする、患者に「息が臭い」と言う、患者の支払能力を疑い処置前に「金を見せろ」と要求する、処置を怖がっている子どもを押さえつけ「黙ってやらせろ」と言うなど、数え切れないほどの不品行にたまりかね、Walton氏本人に苦情を言っても聞く耳を持たなかったため、2007年10月に連名でGeneral Dental Councilに対し申し立てを行ったそうです。
看護師の1人Carol Stokesさんは「医院は悪臭がただよい、気分が悪くなるほどでした。本当に迷惑だったのですが、彼は面白いことだとでも思っていたようで、わたしが苦情を言っても笑い飛ばし、さらにおならを繰り返しました」と語っています。
Walton氏は受付や待合室の同僚の前でおならやげっぷをしたことは認めていますが、頻繁ではなかったとし、処置中や患者の前ではしたことがないと主張しています。しかし、General Dental Councilは「市民の保護と公共の利益のため、ただちに歯科医師登録を停止する必要がある」としてWalton氏を停職処分とし、今後抗告がないかぎり2011年4月には歯科医師登録が取り消され、Walton氏は法律上イギリス国内で歯科医として勤務することはできなくなるそうです。
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