10合のお米を一度に炊いてみた、東芝の炊飯器「RC-18VGD」レビュー
前回の記事でその外見をお伝えした、10合炊きできる炊飯器、東芝「RC-18VGD」。今度はこれで実際に10合のお米を炊いてみました。
10合というと1升、グラムに直せば約1.5kg。農林水産省の公表するデータによれば、1ヶ月当たりの米の消費量は1人で約4.9kgということなので、1ヶ月に食べるお米の3分の1弱、1人で食べるなら実に10日分程度が一度に炊けてしまうことになります。そう考えると恐ろしい量ですが、実際にムラなくおいしく炊くことができるのでしょうか。
実際に炊いてみた様子は以下から。真空圧力IH保温釜 RC-18VGD 商品情報:家電製品 Toshiba Living Doors
10合のお米を釜に投入。
お米をとぎます。
白米10合の目盛りまで水を注いだ状態。
炊飯器にセット。
あとは「炊飯スタート」ボタンを押せば完了です。今回の炊き方メニューは「ふつう」を選択。ほかにも「かまど名人」「そくうま」「もちもち」「しゃっきり」「おこげ」など、さまざまな炊き方が用意されています。
「真空サイン」が点灯し、残り時間が表示されます。
炊き始めにゴゴゴという音が鳴り出します。一体なにをしているのかというと、お米に水を吸収させるべく、釜の中の気圧を真空ポンプで下げているそうです。プロの料理人は、炊き始める前に一定時間お米を水に浸して水を吸収させる「ひたし」を行うそうですが、通常2時間はかかるというこの「ひたし」を、釜の気圧を下げることで約17分にまで短縮しているとのこと。下は音が鳴っているタイミングの動画。
YouTube - RC-18VGDで10合炊飯を開始したところ、音が鳴り出す
しばらくすると音が鳴り止みます。
YouTube - RC-18VGDの炊飯開始から数分後、音が鳴り止む
また音が鳴り始めますが、今度はすぐに鳴り止みました。RC-18VGDは、釜の中の気圧を下げるだけではなく、逆に1.2気圧にまで上昇させることも可能。これによって圧力釜のような高温沸騰を実現し、白米はもちろん、玄米や雑穀類もおいしく炊くことができるそうです。
YouTube - RC-18VGDの炊飯開始から10分ほどで、再度音が鳴り始める
残り5分。
1分。
0分、炊きあがりました。
ふたを開けてみると、大量の湯気と共に炊きたてのご飯が見えてきました。
ツヤツヤの米粒がビッシリと内釜に詰まっています。
内釜の隅の辺りでも炊きムラがありません。
茶わんに盛ってみました。
はしで持ち上げてみると、米粒の形の良さや柔らかさがよくわかります。そして肝心の味は、やや柔らかめでモチモチとしつつも、お米の一粒一粒に水分や熱がしっかりと行き渡っており、おかずが無くてもおいしく食べることができました。米粒全体が生き生きとしているような印象です。
さらに「RC-18VGD」のもうひとつの特徴「白米40時間、玄米12時間の真空美白保温」がどれほどのものか試してみるべく、実際に40時間保温したご飯を食べてみることにします。
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