ハードウェア

プロジェクターで投影した画面をタッチ操作することも可能、Wiiリモコンを使った電子黒板


パソコンの画面をプロジェクターで投影した壁面をホワイトボードのように使うことのできる、Wiiリモコンを使った電子黒板を便利に使うためのツールを、ある読者が製作したそうです。

Wiiリモコンに赤外線LEDを搭載した電子ペンを合体させたもので画面に文字を書き込んだり、遠隔操作でプロジェクターの画面からPCを操作することも可能なほか、指に装着するタイプのペンを利用することで、タッチ操作で画面を操ることも可能になっており、プレゼンをする機会の多い人にとってはかなり便利なものとなっています。


実際に利用している様子のムービーなど、詳細は以下から。アナリハ お金と知識のない学生が努力と根性で作ったもの2

Wii電子黒板にはちょっとした歴史があり、最初に発表されたのはカーネギーメロン大学のJohnny Chung Lee氏による「WiimoteWhiteboard」。これに改良を加え、商用版として販売されている「Smoothboard」をベースに、今回タレコミをくれたMizukiShirai氏がさらに操作性を向上させたデバイスを製作したということです。

「Smoothboard」というソフトは画面上に操作パネルが表示されるため、ペン1本で投影された画面を操ることが可能なほか、プレゼンター用Wiiリモコンを用意すれば遠隔操作もできるのですが、従来の砲弾型LEDを使ったペンでは、プレゼンター用Wiiリモコンの距離が離れてしまうとうまく操作できないため、2本持ちで操作しなくてはならないのが弱点でした。

そこで、MizukiShirai氏は赤外線LEDを搭載したペンとWiiリモコンを合体させたデバイスを製作したとのこと。

まず電子黒板を利用するには、Wiiリモコン2台と、Wii付属のセンサーバー、「Smoothboard」、Bluetooth、プロジェクタ、PCが必要です。


これが赤外線LEDを使った電子ペンとWiiリモコンを合体させたもの。


電子ペンの部分だけみるとかなりコンパクト。


このリモコンを使うと、画面への直接の書き込みも遠隔操作も可能だというわけです。


こんな風に、プロジェクターで投影されたWindows標準搭載のペイントの画面に、すいすいと文字を書いていくことができます。


これはタッチ操作用の指にはめるタイプの電子ペン。投影した先の壁の材質によっては動作がややうまくいかないこともあるそうですが、投影された画面を直感的なタッチ操作で操ることが可能となっています。


MizukiShirai氏によるこのデバイスのプレゼンテーションは下記のリンク先から見ることができます。プレゼンがこんなデバイスで行えたら、かなり表現の幅が広がりそうです。

YouTube - Smoothboard New SMD IR PEN Double Wiimote Whiteboard.wmv

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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