試食

「巣みつ」の九州蜂の子本舗の冬季限定商品、バターのようにトロトロの「箱みつ」と極上の甘さの「極箱みつ」試食レビュー


以前GIGAZINEで取り上げたハチミツを巣ごと食べる「巣みつ」のメーカー「九州蜂の子本舗」の冬季限定商品「箱みつ」と「極箱みつ」を食べてみました。

九州蜂の子本舗によれば「本当に良い、美味しい蜂蜜は冬場には固まる」ということで、春先に採取した蜂蜜を厳重な温度管理により貯蔵、熟成させ、 ゆっくりと固めることにより、クリームのような口当たりに仕上げた、まさにこだわりの一品となっています。


製造方法に徹底的にこだわっただけあって、「箱みつ」は税込3150円、「極箱みつ」は税込5250円と、なかなかの値段となっていますが、はたして一体どんな味になっているのでしょうか?箱みつ | 九州蜂の子本舗 | 国産純粋蜂蜜・巣みつ(巣蜜)・箱みつ・さくら蜂蜜・れんげ蜂蜜・みかん蜂蜜・蜂蜜石鹸

こちらが「箱みつ」。


帯についていた箱みつの紹介冊子。


ブドウ糖でできている本物の蜂蜜は、晩秋から冬にかけて真っ白い結晶状態に変化するとのこと。青木勇彦さんというのは、蜂の子本舗の生産部である「青木養蜂場」の養蜂士だそうです。


箱みつはそのまま食べることもできますが、トーストにつけたり、フルーツにつけたりして食べることもできるようです。


原材料は「国産はちみつ」のみ。450g入りです。


これが箱みつの中身。淡いクリーム色をしています。


ナイフで切り出します。とても柔らかく、置いただけでナイフが入っていきます。


こちらが切り出した箱みつ。完全な固形ではなくクリーム状です。そのままで食べると、とても甘みが強いのですが、蜂蜜独特のえぐみが驚くほど少なく、後味はすっきりとしています。


トーストにつけて食べてみます。


トーストに乗せると溶け出して透明になってきました。甘さは普通の蜂蜜よりも強いくらいなのですが、えぐみは少ない感じ。普通の蜂蜜をパンにつけて食べるのはちょっと苦手なのですが、これは抵抗なく食べることができました。


次はイチゴ。


非常に甘みが強いはずなのですが、一緒に食べるとイチゴそのものの味を邪魔せず、甘みを強化してくれる感じ。自然な甘みというのが実感できます。


キウイにも挑戦してみました。こちらもちゃんとキウイの味を残しつつ、甘みが楽しめる感じ。酸っぱいものが苦手な子供でも、こうして食べると果物が好きになるかもしれません。


次はいよいよ極箱みつ。


包み紙を取って開封。


こちらは木箱に入っていました。極箱みつには「青木勇彦 作」と書かれています。


裏側。


原材料表記。こちらは1箱400gです。


箱のふたを外すと、中はビニール1枚の下にすぐ箱みつが。あまり逆さにしないほうがよかったかもしれません。


通常の箱みつと比べると、こちらのほうが液体に近い感じなのですが、粘度は非常に高いようで、外そうとしたビニールにでろーんとくっついています。とても濃厚な蜂蜜の香りが漂ってきました。


ナイフを入れても切ることができません。


すくい上げてもナイフからとろーりと落ちてゆきます。しかし完全に液状というわけではなく、感触としては水を含んだ片栗粉のような感じ。そのまま食べるとかなり濃い蜂蜜の味がしますが、口当たりがとてもなめらか。甘い物が好きな人であれば、そのまま食べても十分楽しめるかもしれません。


こちらもトーストでいただきます。味は通常の箱みつよりもさらに甘いのですが、蜂蜜独特の嫌みがまったくと言っていいほど感じられません。この組み合わせは正直に言って極上でした。これほどパンに合うペーストを食べたことがありません。


次はイチゴ。この組み合わせで食べてみると、極箱みつには練乳かそれ以上の甘みがあるように感じられます。しかし砂糖の甘みとは違って、その甘さがイチゴの味を邪魔しないので、なかなか飽きが来ない感じ。


キウイも試してみました。酸っぱい果物との相性はなかなか良いようで、イチゴとはまた違った感じが楽しめます。


極箱みつと通常の箱みつを並べてみました。左が極箱みつで、右が通常の箱みつです。


こちらは通常の箱みつ。角が立っており、ある程度形状が保持されます。


対してこちらは極箱みつ。通常の箱みつと比べてなめらかな質感ですが、これは食べた時の食感も同じで、極箱みつは舌触りがまったく異なります。(手前が極箱みつ、奥が通常の箱みつ)


固形の蜂蜜というのは初めて食べましたが、これだけなめらかに仕上がっていれば、いろいろな物につけて食べても楽しめそうです。特に極箱みつは極という名前に恥じない、極めて上質な味わいでした。甘い物が好きな人や蜂蜜が好きな人は、一度は食べてみてもいいかもしれません。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
とろ~りあふれる自然な甘さの「巣みつ」を食べてみた - GIGAZINE

極上の芳香を誇る深紅の国産バラ「さ姫」を使った「薔薇の蜂蜜」を食べてみました - GIGAZINE

風邪には市販薬よりも「はちみつ」の方が効果的? - GIGAZINE

中にハチが住み着いているせいでハチミツがしみ出てくる壁 - GIGAZINE

in 試食, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.