レポートや企画書、メールの文章を上達させる9つの方法

by Jesse Draper

文章を書く場面というのは意外と多く、レポートや企画書、またメールの文面などがなかなか書けず悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。そんな人にぜひ読んでほしい、文章力を鍛えるにあたって有効な9つの方法が紹介されています。

内容は特別なテクニックではなく、これを行えば自然と文章を書く力がアップするという方法ばかり。文章の書き方のワークショップなどで学ぶのもいい方法ではありますが、それが難しい場合でも、1人でできるトレーニング法が紹介されています。

文章力アップのためのポイントは以下から。Effective Tips to Improve Writing Skills | Maypalo

◆写真に説明文をつける

まずは「写真をじっくりと観察し、その写真を説明する文章を書く」というもの。写真には何が写っているのか、どこが面白いと感じたのか、その写真は光がどちらから当たっていてどういう印象になっているのか、背景はどこなのかなど、書くことは沢山あります。やってみると、わずか1枚の写真からであっても、多くの情報を得られるということに驚くかもしれません。

◆手書きで物語やエッセイを書く

by nettsu

パソコンで文章を打つのに慣れきっている場合は、まず物語やエッセイを手書きの文字で書いてみるのも効果的です。タイピングではなく、手を動かして文字を書くことで得るものはいろいろあります。

筆記具を使って字を書くことで手書きの文字が上達して、人前で文字を書く場面で慌てなくて済みますし、学生の場合は論文テストの練習も兼ねることができます。さらに一番大きな効果として、簡単に文章の削除・構成の組み替えなどができないため、これまでとは異なる思考パターンが身について、構成を頭の中で考えた上で文章が書けるようになります。

◆多くの文章を読む

常に小説や雑誌、新聞などを読むようにしていると、まずボキャブラリーが増えて、使える言葉の選択肢が増えていきます。また、読み物には必ず何らかのテーマがあり、それを伝えるために書かれているので、そういった例をたくさん目にすることで、自分の文章で何かを伝える感覚や、そのためにはどんな風に文章を構成すればいいのか分かってきます。

◆書くことを楽しむ

文章を書くのを楽しむことも文章力のうちです。苦手意識を持ちすぎて疲れてしまったり、あるいは「書けるようにならなくては！」と問題を解決するような姿勢で取り組むと長続きしないので、少しずつでも書くことに楽しみを見いだすようにしてみましょう。

◆書いた文章のまとまりを確かめる

たとえ一生懸命書いた文章でも、うまくまとまっていない文章は読みにくく、かえって読んだ人を混乱させてしまうかもしれません。段落と段落のつながりに一貫性があるかどうか、まずはセルフチェックするのが大切です。

もしうまく行っていないと感じたら、段落を組み直してみましょう。面白い文章を書きたいなら、冒頭、あるいは最後の部分に内容のキモを配置してみてください。また、説得力のあるエッセイにしたければ、最も主張したいことを最後に持っていくとうまく行きます。

◆類義語の使用には注意する

「試合」と「勝負」などといった類義語のうち、文脈に沿わない方を選択してしまうと、文章の説得力がガクンと下がってしまいます。言い換えができそうな単語を使う時には特に注意が必要です。

◆言葉の意味をきちんと理解した上で使う

言葉の誤用もまた、文章の説得力を大きく損なってしまいます。どんな意味だったか自信のない言葉については辞書で単語の意味を引いて、意味を理解してから使うようにしましょう。

◆参考文献を引用する

参考文献は、文章の中でも論文を書く場合は特に不可欠なもの。文献を引用すると、ただ自分の意見を羅列するよりも文章に説得力が出てきます。

ただ、元の文献の文章を取り入れる時は、さも「自分が書きました」という風に見えないような工夫が必要。引用したフレーズが世間一般にあまり知られていないのであれば、引用したという印を使うなどして示す必要があるかもしれません。

◆とにかく毎日書く

by guy.p

とにかく毎日文章を書き続けることが、文章力アップには欠かせないポイントです。書くことが日常生活の一部にまで入り込んできたら、文章力がめきめき向上すること請け合いです。