試食

定番チョコを雪のような口どけで仕上げた「アーモンド/マカダミア メルティーキッス仕立て」試食レビュー


メルティーキッス」シリーズと言えば、とろける口どけと優しい甘みが特徴の、今や明治製菓の看板商品とも言えるチョコレートですが、あの伝統と信頼の「アーモンド」と「マカダミア」が「メルティーキッス仕立て」になったということで、早速食べてみました。

ちなみに明治アーモンドチョコレートは1962年(昭和37)の発売。約50年も売れ続けている伝統の商品と現在の人気商品とのコラボレーションなだけあって、期待感が高まりますが、メルティーキッスの柔らかなチョコとアーモンド、あるいはマカダミア・ナッツとの相性はいかがなものなのでしょうか?

「明治 アーモンド/マカダミア メルティーキッス仕立て」(税込各228円)の味の感想や、実物の断面は以下から。<冬期限定>明治の定番ナッツチョコ2品と、雪のような口どけの「メルティーキッス」の冬期限定コラボが実現! 「アーモンド/マカダミア メルティーキッス仕立て」新発売

まずはマカダミアから。パッケージも白地に金をあしらって、冬季限定のプレミアム感を演出しています。


「Meltykiss仕立て」のきらめく金文字の横に「メルティーキッスの口どけ・・・」というキャッチフレーズが。


裏側はこんな感じ。


保存方法の指定温度が23℃以下と、普通のチョコレートの28℃以下よりだいぶ低くなっています。体温よりかなり低い温度から溶け始めることで、冬季限定チョコ独特の口どけが生まれるわけですが、ここからも「メルティーキッス仕立て」に使われているチョコレートが従来のものと違うことが分かります。


主要栄養成分表示。1箱492kcalの10粒入りなので、一粒あたり約50kcal弱。。


従来のマカダミアと同じタイプのあけくち。


開けてみました。チョコレートは10個入りです。見た目はふつうのチョコレートと変わりません。


近くから見るとこんな感じ。


せっかくなのでノーマルのマカダミアと比較してみました。


開けて並べたところ。見た目は……わずかにメルティーキッス仕立てのほうがチョコの茶色が薄い?


お皿に並べてみました。左側がメルティーキッス仕立て、右側が従来のマカダミアですが、並べるとまったく違いが分かりません。


半分に切ってみました。左がメルティーキッス仕立て。中身もやはり変わらず。


それにしてもこんなに見た目が変わらないとは……と驚きつつ、まずは従来のマカダミアを試食。香りの強いマカダミア・ナッツと甘いチョコレートが互いに引き立て合って、さすがに信頼感のあるおいしさ。

続いてメルティーキッス仕立て。箱から出して並べたらどっちがどっちか分からないのでは? と思いつつ口に放り込むと、従来のマカダミアとはまったく違う食べ物だということがはっきりと分かりました。チョコレートが抵抗なく歯を受け入れてゆく……。


従来のマカダミアはチョコの堅さとマカダミア・ナッツの堅さがほぼ同じでしたが、メルティーキッス仕立てはチョコが明らかに柔らかいため、中のマカダミア・ナッツの食感がよりはっきりと感じられます。チョコ自体の味もなめらかになっていて、デパートで売っているようなマカダミアチョコレートに近づいたような感じ。食感的には従来のマカダミアと少し違った方向ですが、これはおいしい。

続いてアーモンド。


裏側はこんな感じ。


マカダミアには無かった「原材料の一部に卵・小麦を含む」という記述があります。明治製菓のお客様相談室に問い合わせてみたところ、「マカダミアとアーモンドは別の工場で製造しており、アーモンドチョコレートの製造工場では他に卵と小麦を使った商品を製造しているため、混入してしまう可能性があるため、そのように記載しております。アーモンドチョコレート自体には小麦、卵は使用しておりませんが、工場のラインとしての事情で成分として入ってしまう可能性があります」ということでした。


主要栄養成分はこんな感じ。1箱453kcalで、粒数は箱によって違うようですが、少なくとも10粒以上は入っているようなので、1粒あたりのカロリー数はマカダミアより低いようです。気になったので粒数は平均何粒くらい入っているのか、こちらも明治製菓に問い合わせてみると、「明治製菓のお菓子で内容量に個数の記載が無いものについては、個数での計測を行っておりませんので、平均的な粒数についてもお答えいたしかねます」とのことでした。ちなみに後ほど数えたところ、今回購入したアーモンドは1箱に17粒入っていました。


「あけくち」から開封……おや? 従来のアーモンドは引き出し式の箱でしたが、こちらは中央から開けるタイプに変わっています。


開けてみました。若干従来のアーモンドよりも量が少ない気がします。箱裏の表記によれば内容量は従来のものが1箱105gで、メルティーキッス仕立てのほうは1箱74gでした。


もちろんアーモンドも従来のものと比較。


お皿に並べてみたところ。メルティーキッス仕立てのほうはココアパウダーがまぶしてあるので、こちらは違いがはっきり分かります。


切ってみるとこんな感じ。右奥がメルティーキッス仕立て。


まずは従来のアーモンドを食べてみます。カリッとしたアーモンドの歯応えが心地よく、アーモンドとチョコの調和が完成されていて、商品の息の長さがうなずけるおいしさです。

次はメルティーキッス仕立て。マカダミアが予想以上においしかったので、期待が高まります……が、結果としては従来のアーモンドを超えるに至らなかったようです。チョコが柔らかいので、チョコとアーモンドが一緒にカリッと砕ける従来の心地よさがやや損なわれてしまっている感じ。また、チョコの味が前面に出た分、アーモンドとの調和という意味で従来の黄金比には及ばないように思えます。それでも十分おいしいのですが、やはり完成された味を超えるのは難しいのかもしれません。

マカダミアもアーモンドも、チョコが変わったことで、食べてみたときの印象が従来のものからかなり変わっています。従来のマカダミアやアーモンドが好きな人は、ぜひ違いを比べてみてください。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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