取材

新機軸の大人向け特撮「古代少女隊ドグーンV」、10月6日深夜から放送開始


2009年10月から12月に深夜特撮ドラマ「古代少女ドグちゃん」が放送されました。戦隊モノや仮面ライダーとは全く異なるアプローチで最初から大人の特撮を目指して作られ、放送はMBSのほか、RKB毎日放送(福岡)でのみ行われるというごく狭い範囲での展開でしたが、あちこちで話題となり、1月からはテレビ高知とCBCでも放送が行われ、とうとう続編に当たる「古代少女隊ドグーンⅤ」が制作されるに至りました。

10月5日に大阪市内にある毎日放送本社でその試写会と発表会が行われたので、潜入してきました。果たしてあの「ドグちゃん」の続編はどのような作品なのでしょうか。
古代少女隊ドグーンⅤ

古代少女隊 ドグーンⅤ(ファイブ)[MBS公式]

YouTubeに予告編がアップされていますが、これがかなりいい感じで作品のイメージを伝えてくれます。

YouTube - 「古代少女隊ドグーンⅤ(ファイブ)」予告編 (The Ancient Dogoo Girls)



「ただのパート2ではない」ということで、主人公はドグちゃんではなく5人の古代少女になっています。もちろん、ドグちゃんも伝説の戦士として登場。


ドジちゃん(演:桃瀬美咲)


ドロちゃん(演:武田梨奈)


ドカちゃん(演:野元愛)


ドレちゃん(演:吉川まりあ)


ドリちゃん(演:團遥香)


月宮翔太(演:鈴木勝吾)


ドグちゃん(演:谷澤恵里香)


シャシャ爺(声:朴璐美)


ゲストも多数出演。このキャラクターを知っている人は相当のドグちゃん好きなのではないでしょうか。コレはパイロット版の時のドグちゃん(演:亜紗美)。


月宮雄三(演:西郷輝彦)。作中では、赤青メガネをかけると3Dになるアナグリフ方式映像で登場します。


放送はMBSが10月6日25時35分から、TOKYO MXが10月7日25時30分からスタート。


というわけで、発表会のためMBS本社にやって来ました。


こちらが試写会場。


試写会場では赤青メガネが配られました。


前述の通り、作中の一部でアナグリフ方式3Dが使用されていて、3Dメガネをかけて見ると立体的になります。実際に試写会でかけて見てみましたが、IMAXなどには比ぶべくもありませんが、シンプルな方法で3Dを実現していることに感動しました。


試写のあとはMBSの登坂琢磨プロデューサー、ドジちゃん役の桃瀬美咲さん、ドグちゃん役の谷澤恵里香さんによるトークが行われました。

もともとこの企画は大人向けの特撮を作ろうということで始まっており、登坂さんが井口昇監督と「真面目に作るだけではお客さんに受け入れられないのではないか」と色々と案を出し合った結果、ホラーコメディで「ジャンクDRAMA」と名付けた新機軸のものをやろうということでスタート。「ドグーンⅤ」はその第2弾となります。

「前作で集った優秀なクリエイターのみんなが再結集し、予算アップして中身をレベルアップさせた自信作です」と登坂プロデューサー。かれこれ20年ほどドラマ制作に携わっていて、昨年「ドグちゃん」を始めるときには、社内で「何、お前はバカなことをやっているんだ」と言われたそうですが、放送が始まってみると大阪でふらっと入った飲み屋にDVDが置いてあったりして作品の広がりを感じ、してやったりという思いがあるそうです。


ドジちゃん役の桃瀬さんは「古代少女ドグちゃん」を見て、「これよりも面白いことができるだろうか?」と思ったそうですが、おバカなことを真剣にと取り組んだそうです。ドグちゃん役の谷澤さんは、前作撮影中に「もし続編が作られたとき、ドグちゃんが別の人になったらどうする?」と聞かれ「もしそうだったら、芸能界をやめます!」と言うぐらいの意気込みを見せていたとのこと。

新主人公・ドジちゃんを演じる桃瀬さん。ドジちゃんは人間を越えるスーパードジという設定があり、最初は「自分とは違うなぁ」と思っていた桃瀬さんでしたが、楽屋の押し入れで寝ていて呼ばれているのに気付かないというドジをしてみたり、学校でドジをした時に「サーセン」とドジちゃんのセリフが出てしまったりと、だんだんドジちゃんとシンクロしているようなところがあったのだとか。


前作の撮影時、「町中でも水着になれますか?」と聞かれ、グラビアと同じだと思って「できます!」と答えた谷澤さんでしたが、「まさか土偶ビキニだとは……」と1年前を振り返りました。前作、今作とも東京の公園などで撮影をしたそうですが、早朝撮影時に通りすがりのおじいさんに「なんて格好をしてるんだ」と怒られたこともあるそうです。桃瀬さんも、ロケ現場のご近所さんに「なんでお尻出してるの!」と怒られたりして、本番までは服を着ていることにしたのだとか。


桃瀬さんは「古代少女が6人もいるので、好みの子がきっと見つかると思います」、谷澤さんは「前作は社会風刺もありつつのおバカなドラマだったけれど、今回は女の子が増えてキャッキャしているところ。癒されて、翌日の力になれば」と語りました。


ちなみに、前作の土偶ビキニは前後一体型で上からスポッと被る形状だったのですが、本作では普通のブラジャーのように後ろで留めるものになっていて、桃瀬さんやドロちゃん役の武田梨奈さんが激しい空手アクションをするとポロリしてしまうことも多々あったそうです。「DVD特典になってたら面白いですね」と桃瀬さんがどっきりするような発言をしていましたが、すぐに登坂さんが「さすがにないですよ」とフォロー。

ただ、主題歌「爆破せよ!ドグーンⅤ」の完全版はDVDに収録される予定だそうです。シングルカットはされないようなので、欲しい人はDVDを買って下さい。

前作を知らなくても十分に楽しめるので、ぜひ見てみてください。


「前作を見ていない人は、DVDを買って見てもらえれば作品世界のことが色々わかると思います」とは登坂さんからのメッセージ。DVDは6話入りボックスが上下組でリリースされており、それぞれ9975円(税込)となっています。また、ドラマ本編を再編集したものとパイロット版で構成された劇場版「きょーれつ!もーれつ!古代少女ドグちゃんまつり!スペシャル・ムービー・エディション」のDVDも4935円(税込)で発売中です。

©「ドグーンⅤ」製作委員会

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in 取材,   動画, Posted by logc_nt

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