「エンター・ザ・ボイド」オープニング映像は軽く目眩を起こしそうなほどスゴイ
あまり広く知られていないかも知れませんが、奇才ギャスパー・ノエの映画「エンター・ザ・ボイド」のBDとDVDが2011年1月7日に発売となります。
ギャスパー・ノエは多作な監督ではありませんが、2002年に監督した「アレックス」はモニカ・ベルッチ演じる主人公のアレックスが約10分にわたってレイプされるという衝撃的なシーンが話題となり、カンヌ映画祭での上映時に200名の観客が途中退場したというエピソードを持っています。
「エンター・ザ・ボイド」は2010年に公開されましたが、今回も冒頭からその奇才っぷりが存分に発揮されており、オープニングクレジットだけでもタダの映画ではないということがビリビリ伝わってくる内容となっています。
今回は、オープニングクレジット映像と公式予告編、そして本編映像を含むメイキングの映像をご覧下さい。人によっては気分が悪くなる可能性があるので、見るときは明るい場所で画面から離れたほうが安全かも。
まずはオープニングクレジット映像。
YouTube - Gaspar Noé's Enter The Void - Opening Credits (HD)
タイトル表示からしてイってます。
ここでは監督のギャスパー・ノエのクレジットだけを紹介していますが、他のスタッフも同様にいろいろなフォント・表現方法で名前が表示されます。わずか1分ほどのオープニングクレジットがむちゃくちゃ長く感じます。
そして、続いては公式予告編です。
YouTube - Enter The Void - Official Trailer [HD]
二人はオスカーとリンダという兄妹です。
オスカーとリンダは幼いころから仲が良く、今でも二人で暮らしています。
オスカーは東京でドラッグディーラーをしています。
今のオスカー。
ある日、警官に追い詰められてオスカーはトイレへ逃げ込むことに。慌ててドラッグを処分しようとしますが……
射殺されてしまいます。
しかし、リンダへの強い愛情から、オスカーの魂は東京を彷徨うことに。
最後は、この作品のビジュアルエフェクトを担当したBUFが、どのようにして映像を作り上げたのかという動画を8分にわたってYouTubeに公開しているので、それを紹介します。
YouTube - Visual Effects from BUF for the movie "Enter The void"
公開されているのはオスカーが死んだあと、魂が東京を彷徨うところ。
まるで東京上空を空撮したかのようなシーン。
これらはすべてCGで作られたもの。
まるで受精シーンのようなイメージ。
暗い部屋で見ているとなんだか気持ちよくなってくる映像です。人によっては、気をつけた方がいいかもしれません。
HDR撮影した夜景のようにしか見えません。
残念ながら、すでに東京や大阪での公開は終了しており、残りは9月25日からの長野千石劇場、および時期未定の広島サロンシネマ、愛媛シネマルナティック、沖縄桜坂劇場での公開を残すのみとなっています。
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