Android端末向けのアプリケーション数が8万本を突破、現時点でのAppleとの差は?
AppleのiPhoneやiPadが「App Store」を利用してさまざまなアプリケーションを追加できるのと同様に、Googleの携帯電話向けOS「Android」を採用したスマートフォンは「Android Market」を利用することでアプリケーションを追加することが可能ですが、Android Marketに収録されたアプリケーション数が8万本を超えたことが明らかになりました。
使い勝手などのさまざまな面に影響してくるため、アプリケーションの収録数は今後の各陣営の勝敗を分ける大きなポイントとなるわけですが、先行するAppleとの差は現時点でどれほどのものなのでしょうか。
詳細は以下から。
T-Mobile News and Press Releases | Official Site | Introducing the T-Mobile G2 with Google ? the First Smartphone Delivering 4G Speeds on T-Mobile’s Super-Fast HSPA+ Network
ドイツの通信会社「ドイツテレコム」の携帯電話部門「T-Mobile」のアメリカ法人が発表したプレスリリースによると、同社は新たにGoogleの携帯電話向けOS「Android 2.2」を採用したスマートフォン「T-Mobile G2」の発売を決定し、今月下旬から予約受付を開始するそうです。
これが「T-Mobile G2」。2008年9月に同社から発売された世界初のAndroidスマートフォン「T-Mobile G1」の後継機種にあたるモデルで、800MHzで駆動するクアルコムの「Snapdragon MSM7230」プラットフォームや3.7インチタッチパネル、LEDフラッシュおよびオートフォーカス付き500万画素カメラなどを搭載し、下り最大14.4MbpsのHSPA+にも対応。
また、ホーム画面に配置されたショートカットにより、Googleのさまざまなサービスに即座にアクセスできるほか、9月8日時点で「Android Market」から8万本以上のアプリケーションをダウンロードして利用できるとされています。
なお、アプリケーション配信サービスをいち早く開始したAppleは、日本時間の9月2日に行われたiPhone 4と同じ解像度のディスプレイを搭載し、テレビ電話にも対応した第4世代iPod touchなどの発表会において、「App Store」に収録されているアプリケーション数を25万本以上としているため、Android陣営はAppleから3倍以上の差を付けられていることになります。
現時点でかなりの差を付けられていることになりますが、今年の秋冬商戦からNTTドコモやKDDIといった国内の携帯電話各社がAndroidスマートフォンの本格販売に乗り出すことからも分かる通り、Android市場はこれからようやく本格的なスタートラインを切るというところでもあります。
そして現在、Androidスマートフォンは普及速度がわずか3ヶ月で2倍になるなど、飛躍的に普及し始めており、ユーザー数が拡大することで「Android Market」へ参入するソフトウェア開発者が増加することも期待できるため、先行するAppleを今後どれだけ追い上げられるようになるのかというところに注目が集まりそうです。
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