麺がぐっと太くなった夏季限定の「チキンラーメン」新商品全3種を食べ比べてみました
最近はあらゆる商品の麺をとことん太くすることに注力している節のある日清食品が、定番の「チキンラーメン」まで太麺化し、3種類の新しい商品を発売していたので、さっそく買って食べ比べてみました。
いつもの商品の麺を太麺にした「チキンラーメン どんぶり 太めん」やカップヌードルのような縦型カップで鶏団子が入った「チキンラーメン ビッグカップ 太めん」、そして焼きそばタイプの「焼チキンカップ 太めん」といった、同じチキンラーメンをベースにしていながらもバリエーション豊かなラインナップとなっています。また、麺がどれだけ太くなったのか確かめるために、いつものチキンラーメンと比較してみました。
詳細は以下から。チキンラーメン ビッグカップ 太めん|製品情報|日清食品
焼チキンカップ 太めん|製品情報|日清食品
チキンラーメン どんぶり 太めん|製品情報|日清食品
まずは、スタンダードなどんぶり型を太麺にした「チキンラーメン どんぶり 太めん」(税込175円)
ひよこちゃんが「この夏限定!」とアピールしています。
「沸騰太麺宣言」というロゴが、ひよこちゃんのちょうど逆サイドにありました。「太さで次のうまい!をつくりだす。」とのことなのですが、なぜここまで太麺化にこだわるのか一度聞いてみたいところ。
いつものロゴにプラスされた「太めん」の文字。違和感なく意外となじんでいます。
1食あたり385kcal
お湯を入れるだけのタイプがチキンラーメンの特徴なので、ほかの商品ではスープの部分に書かれているような成分も「油揚げめん」のところに書かれています。
フリーズドライのたまごと、ひよこちゃんのイラストが描かれたナルトが入っています。このナルトは子どもが喜びそう。
お湯を入れて3分待ったらできあがり。ふんわりたまごが印象的ですが、スープの味はいつものチキンラーメンと寸分たがわぬもの。ただ、麺がものすごく平たく、太くなったというのは、基本の麺と比べなくても、食べた瞬間に分かるレベルです。ただ、麺は太くなっていますがコシや食感はいつものモノと一緒なので、何となくのびたかのような気になってしまい、個人的にはいつもの麺と今回の太麺の、ちょうど中間くらいの太さの麺だったら、食べ応えも出てよかったのではないかと思いました。
続いて、「チキンラーメン ビッグカップ 太めん」(税込195円)
カロリーは1食あたり401kcalと、ビッグと名がつくだけあってボリューム感たっぷり。
原材料は、どんぶりタイプのものとあまり差はありません。
しかし開けてみると、ネギと鶏団子がごろごろと入っていました。原材料名では分かりませんでしたが、かなり具に違いがあるようです。
こちらもお湯を入れて3分でできあがり。食べようとカップに顔を近づけると、いつものチキンラーメンのスープとは違う、鶏ダシの香りを感じました。実際、スープの味わいはかなり基本のものと異なり、いつものモノより優しい風味で、ネギの香りも効いています。鶏団子の味つけもスープに勝ちすぎず、負けすぎずちょうどいいあんばいで、まるで鶏団子鍋にいきなりシメの麺を入れたかのような味わいです。「ビッグ」と書かれているため、食べる前はかなり大味なモノを予想していたので、この繊細な味わいにはいい意味で裏切られました。わざわざ大容量にしなくても、普通のサイズかあるいはミニサイズで売ったら、女性のランチや夜食にもウケそうな気がします。
最後に、「焼チキンカップ 太めん」(税込175円)
チキンラーメンなのに「湯きり」と書かれているのに大きな違和感があります。
原材料に「オイスターソース」とあるのは、焼きそばのソースに使われているものでしょうか。
カロリーは1食433kcal
中にはふりかけと液体ソースが入っていました。
チキンラーメンに湯切り口があるというのもやはり新鮮。
湯切りしたお湯にはチキンラーメンのエキスがしみ出ているので、マグカップに注いでスープとしていただきます。ただ、お湯を捨てずに残しておくという説明がかなりあっさり書かれているので、いつもの焼きそばの要領で作るとうっかり捨ててしまいそうなので注意が必要です。
液体ソースを混ぜ、ふりかけをかけてできあがり。焼きそばの副産物として自然とスープができるので、ちょっと食卓が豪華な感じになります。
カラフルなふりかけは、まさにご飯にかけてもいけそうな「ザ・ふりかけ」といったような味で、オイスターソースがベースとなっている焼きそばと相まって、かなりジャンクな味つけに感じます。「日清焼そばU.F.O. カラムーチョ ホットチリ味」が好みだった人には確実にオススメできる味です。ちなみに、スープの方はいつものチキンラーメンのスープそのものでした。
麺の太さを確かめるため、いつものチキンラーメンも買ってきました。パッケージを並べてみると、「チキンラーメン どんぶり 太めん」の方はいつものイメージを崩さないようにしながらも、「太めん」の文字をキレイに収めているのがよく分かります。
左が「太めん」タイプ、右が通常の太さのもの。
カップに入った状態ではちょっと分かりにくい。
そこでお皿に並べてみました。上が通常の麺、下が太麺。視覚では何とか分かるレベルですが、食感には大きな違いをもたらしています。どの新商品も安心して食べられる仕上がりになっていましたが、個人的には「チキンラーメン ビッグカップ 太めん」のスープの完成度にはとても驚きました。レビューでチキンラーメンをしこたま食べたわけですが、これだけは明日また買って食べてもいいかなと思えるような味だと感じます。定番商品はベースの味がしっかりしているので、こういうアレンジ商品は今後もどんどん出してほしいです。
・関連記事
チキンラーメンの焼きそば「焼チキン」を食べてみました - GIGAZINE
日清創設者の生誕100周年を記念して、チキンラーメンを発売当時の一袋「35円」で販売 - GIGAZINE
カップヌードルに続き、詰め替え用のチキンラーメンが発売 - GIGAZINE
全世界で発売されるチキンラーメンは袋も味も日本と別物 - GIGAZINE
国分流と仲間流のチキンラーメンを食べてみました - GIGAZINE
・関連コンテンツ