記念すべき「ガンダムジェット」第1便にさっそく搭乗、乱気流や加速度に刻が見えた
「全日本空輸(ANA)」と「機動戦士ガンダム」がコラボレートした「ガンダムジェット」が本日初就航となり、羽田空港では就航を記念したセレモニーが開催されましたが、実際に第1便に乗ることができたので、機体の写真などを含めて感想をお伝えします。
なぜか離陸直前にガンダムの名シーンがひたすら思い浮かんだほか、思わず「Gがこんなにすごいなんて…」とつぶやいてしまうほどだった離陸時の加速、乱気流で飛行機がガクガクと揺れ、雲の合間に刻が見えたような気がしたなど、なかなか面白いフライトとなっていました。
詳細は以下から。
出発を控えた羽田空港の様子
人が行き交っています。
ANAの航空機。こちらは特にタイアップなどが行われていない、通常のデザインです。
ガンダムジェットへと向かうバスの中、ポケットモンスターとANAがコラボした「ポケモンジェット」が見えました。
垂直尾翼にはピカチュウが描かれています。
そうこうしている間に、ガンダムジェットが見えてきました。
報道陣や乗客でごった返しています。
角度を変えて見たところ。
全体を見渡すとこうなります。
「ANA×GUNDAMジェット就航」と書かれた垂れ幕。
次々と乗り込んでゆく乗客たち。なんだかガンダムが持っているシールドのようなものが見えるのですが……
機体に施されたガンダムのペイント。
こうやって見ると非常に大きいことが分かります。
搭乗口を閉じたところ
いよいよ乗り込みます。
客室乗務員ブースにはANAオリジナルカラーのガンプラのカタログが置かれていました。
機内の様子。
窓の外には別の飛行機が見えます。離着陸時には電子機器の電源を切る必要があるというアナウンスが行われたので、撮影はここで一旦終了。
飛行機に乗るのは久しぶりなので、「万が一にでもフライト中に何か起きたら……」と変に緊張してしまっていたのですが、搭乗客の収容が終わり、離陸の時間が刻一刻と迫ってくると、なぜか「機動戦士ガンダム」のスレッガー中尉がビグ・ザムに特攻するシーンや、カイとミハルがガンペリーで戦うシーン、アムロのピンチを救うために散っていったリュウ・ホセイやマチルダさん……といった、あまり良いとは言えないシーンばかりが頭に浮かんでしまい、どんどん緊張するという結果に。
また、滑走路に向かうガンダムジェットを見送って手を振る空港スタッフの人たちが窓から見えましたが、こちらも劇場版「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」の、「散っていった人たちを弔い、空に向かって敬礼するシーン」を思い出してしまったため、緊張度がマックスに達してしまったのは言うまでもありません。
しかし離陸にあたって機長から行われた、「積乱雲が発生しているため、右へ左へとよけながらフライトをする」という旨の説明に対して、なぜか脳裏に「当たりはせんよ!」「そこかっ!」「そうそう当たるものではない!」と言いながら機長が雲を回避する様子を想像してしまい、少し和みました。
離陸後、電子機器の利用が可能となってから撮影した風景。ちなみに離陸時は加速が激しく、思わず「Gがこんなにすごいなんて……」とつぶやいてしまいましたが、耳を澄ませると周りからも「Gが……」という声が聞こえてきました。さすがはガンダムジェットです。
普段見上げている雲が下に見えるのは、不思議な気持ちです。
雲の中から富士山のてっぺんが見えました。
なんだか巨大な雲が見えてきました。
ついに雲の中に突入。気流の乱れによって大きく揺れたほか、ジェットコースターが急降下した時のような感覚が小刻みに続き、妙な浮遊感に「刻が見える……」という気持ちに。
伊丹空港に到着すると、こちらにも就航を記念した垂れ幕が。
ガンダムジェットの左側面。
実物大のガンダムが描かれています。
ちなみにこのガンダムジェットですが、2011年3月末までの運行が予定されているため、旅行や帰省シーズンに合わせて乗ってみるのも面白いかもしれません。
乗務員からもらえたガンプラ購入用の申し込みハガキなどは以下から。
オリジナルガンプラ購入用ハガキやステッカーなど、ガンダムジェット第1便に乗ってもらえた物はこんな感じ
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