iPhone 4予約時に「Wホワイト」などの不要なオプションに強制加入させられた場合、無償で解約可能に
6月15日からソフトバンクモバイルの店舗で開始され、本日をもって一時中止されることとなった「iPhone 4」の予約受付ですが、店舗によっては本来加入する必要が無いはずの「Wホワイト」をはじめとしたオプションプランに強制加入させられてしまう場合があるようです。
仮に一度オプションプランに加入した後、すぐに解約したとしても、日割り計算などで料金の一部を支払う必要が発生することを考えると、厄介であると言わざるを得ませんが、無償で解約できるようになることが明らかになりました。
また、「頭金」などと称して端末代金に上乗せした額を代理店が請求する事態について、孫正義氏がコメントしています。
詳細は以下から。
ソフトバンクモバイルの孫正義氏の公式Twitterによると、iPhone 4予約時に不要であるにもかかわらず、Wホワイトなどのオプションに強制加入されたユーザーに対して、無償で解約できるようにするそうです。
Twitter / 孫正義: 不要なのに強制的にWホワイトやオプション加入させられ ...
この場合の「解約」は回線自体の解約ではなく、オプションプランを無償で外すことができるようになるというもの。
Twitter / 孫正義: オプションが外せるという事です。RT @yohaku ...
また、「頭金」や「契約金」と称して携帯電話本体の割賦代金とは別に代金を請求するソフトバンクショップがあるという問題については、「端末代金価格は、仕入れて再販している代理店の自由。(ソフトバンクによる)強制的な価格統制は独禁法違反」とした上で、「一部代理店の行為は残念無念」としています。
Twitter / 孫正義: 端末代金価格は、仕入れて再販している代理店の自由。強 ...
ちなみに「Wホワイト」などのオプションを代理店がユーザーに強制的に加入させようとする背景には、代理店がオプションをユーザーに加入させた実績はソフトバンクモバイルによって細かく管理され、その実績に応じてソフトバンクモバイルから代理店に支払われる販売奨励金が増減するという事情があります。
つまり、「オプションに強制加入させられたユーザーが出る」という事態はソフトバンクモバイルの取り組みが招いたものであるにもかかわらず、「後から無償解約できるようにするから問題無い」とでも言わんばかりの施策については違和感があると言わざるを得ないわけですが、このような事態が改善される見込みはあるのでしょうか。
また、「頭金」についても、本来無料で機種変更できるはずのユーザーにショップが独自に「頭金」を請求したり、オプションプランへの加入を強く薦めるような事態に陥っているという問題がありましたが、「頭金」と称して独自の課金を代理店が行った時点でユーザーにとって「無料」では無くなっており、「看板に偽りあり」という事態となっていることを考えると、何らかの対策を講じる必要があると思われます。
このままだと事情を知らずにオプションプランに強制加入させられたままとなるユーザーなどが発生しかねないことを考えると、「後からオプションプランを無償解約できる」という場当たり的な施策以外のものが導入されることを期待したいところです。
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