コラム

GIGAZINEのTwitter公式アカウントを公開開始、ここに至るまでの経緯も公開


4月に書いたように、GIGAZINEのなりすましアカウントを削除した際にいろいろと検討した結果、GIGAZINEも公式にTwitterを開始することにしました。

というわけで、TwitterのGIGAZINE公式アカウントのアドレスとここに至るまでの経緯の詳細は以下から。
GIGAZINEの公式アカウントは「http://twitter.com/gigazine」になります。

gigazine (gigazine) on Twitter
http://twitter.com/gigazine


基本的にはGIGAZINEの記事が更新されたらその内容をTwitter上に流していくというRSS的な感じとなっており、GIGAZINEの記事の場合は短縮URLが「gigaz.in」になるという仕組みです。

例)
アフリカン唐辛子で辛さ増強、「LEE 辛さ×30倍」と「日清とんがらし麺」試食レビュー - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20100520_lee30_tongarashi/

http://gigaz.in/15kvR

とりあえずメモ的にここに至るまでの大雑把な経緯を書いておきます。

・2007年10月10日頃
GIGAZINEもTwitterを公式に始めようと思ってアカウントを取得しに行ったものの、3日前ぐらいに「gigazine」が既に取られていたことが判明、挫折。この時点ではTwitterのアカウントは早い者勝ちだったので、公式アカウント開設をあきらめる。


・2008年9月頃
Twitter上で迷惑行為を行っているアカウントを発見、当時のTwitter Japanに通報するものの、ツイッターサポートのショーンに冷たくあしらわれ、挫折。今では考えられないが当時はそんな感じでした。

・2009年12月頃
GIGAZINEのTwitter公式アカウントについての問い合わせが頻繁に来るようになる。この時点でGIGAZINEのRSSをTwitterに流しているアカウントを全部洗い出し、連絡先や開発者なども含めてまとめ、リスト化。

・2010年1月頃
GIGAZINEのRSSの内容を取得してTwitterにそのまま流すのではなく、間にAmazonのアフィリエイトを挿入して不正に収益を得ているTwitterアカウントを発見。さらにいろいろな相手をフォローすることでなぜかTwitter上ではそのなりすましがGIGAZINE公式だと思われていることが判明。

・2010年3月11日~4月3日
Twitterで「なりすまし」しているアカウントを削除する方法」で書いたように、悪質ななりすましアカウントを通報して削除。今後、なりすましを防ぐためには公式アカウントを開設するしかないという結論に達し、2007年10月にあきらめた「gigazine」アカウントを取り戻す。

この際に感じたこととして、Twitterもそうですが、Web2.0とか言われだした頃から登場した各種オンラインサービス系、特にソーシャル系のサービスに顕著なのが、公開の場にコメントを書くような方法以外に本人へ直接連絡を取る方法がないというケースが多々あるということ。結果的に本人へ伝えるには運営元へ規約違反として通報するしかないということになったり、法的手段に訴え出るしかなくなるという場合が意外に多いです。例えばGIGAZINEのYouTubeアカウントの場合もほかの人に先に取られていたのですが、YouTubeの場合は相手に直接連絡する方法があったので、連絡を取ることができ、アカウントを穏便に譲ってもらうことができました。とにかく連絡さえ普通に取れれば大事に至ることもなく割とすんなり進むであろうことに対しても、連絡先がどこにもないのが原因で、「これだけの労力をかけたのだからもう徹底的にやるしかない」という事例が非常に多いです。

・2010年5月
GIGAZINEの10周年記念講演が終わったので、Twitter公式アカウント開設作業に取りかかる。とりあえず手動でTwitterに書き込んで……みたいなのはただでさえ時間も人的リソースもないのに余計に手間が増えるということで、RSSの内容を取得してTwitterに流すというのを基本にし、さらにTwitterであんなことやこんなことをできる体制を整えることに。そのため、いろいろなRSSからTwitterに流すオンラインサービスを試用することになりました。

この過程で、段々と何を重視すべきかがわかってきました。特に重視したのは以下の2点。

・更新速度


例えばGoogleの所有するRSSフィードサービス「FeedBurner」もTwitterと連動する機能が追加されているのですが、更新間隔は最短で1時間ごと。この種のサービスで最大手の「twitterfeed」は最短で30分ごと。オンライン上のTwitterクライアントとしてシェアの大きい「HootSuite」にもRSSとTwitterを連動させる機能があるものの、更新間隔は最短で1時間ごと。このようにして、割と反映まで時間がかかるのだなぁというのがわかってきました。やはりここは可能な限り素早くTwitterに反映させたいところです。

・短縮URL


Googleマップのアドレスのようにやたらなが~いURLを短くしてくれる短縮URLについて、Twitterの場合は初期設定で「bit.ly」を使うことになっています。このbit.ly自体もTwitterの関連会社なので親和性は抜群、bit.ly側でユーザー登録することによって細かい統計データも取れるようになっています。で、このbit.lyに実は独自ドメインを使用可能になるという「bitly.Pro」というのがあります。例えばニューヨークタイムズなら「nyti.ms」という短縮URLになっています。こうすることによって、その短縮URLの信頼性をアップさせる、ということにつながるわけですね。

結果、現時点で使用することになったのが「dlvr.it」というオンラインサービス。更新間隔は最短15分で、手動による即時更新も可能。なおかつ短縮URLに独自ドメインを利用可能で、bit.lyなども選択可能になっています。

dlvr.it


この手のRSSをTwitterに流す系ではおそらく最後発で、2010年3月に公開ベータを開始したばかり。運営元は奇しくもGIGAZINEのRSSを扱っているところと同じPheedoです。このdlvr.itについてはまた後ほど記事化しますが、最後発なだけあってこれまでの類似サービスについて良く研究されており、考え方がちょっと「Yahoo Pipes」っぽく、Twitterだけでなくあらゆるソーシャル系サービスにブログの更新内容、つまりRSSを流し込んでいくことを目的にしており、非常に良くできているなと感じました。

というわけで、GIGAZINEのTwitter公式アカウント、フォローしていただければ幸いです。

gigazine (gigazine) on Twitter
http://twitter.com/gigazine


※上記画像は「twignature(トゥイグネチャー)」で作ってみたものです。

なお、イベントなどの特殊な時以外は前述のように延々と全自動で更新することを前提にしているので、「ここ間違ってるよ!」みたいな誤字脱字指摘はTwitter上のGIGAZINEアカウントに向かって叫ばれても、編集部の誰もまったく気づかないので、こっちの誤字脱字指摘専用フォームから指摘してもらえると非常に助かります。

2010/05/22 0:33追記
開始30分でフォロワーが1000人突破しました。フォローしてくれたGIGAZINE読者の方々、ありがとうございます!

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