Twitterで「なりすまし」しているアカウントを削除する方法

by Paul Snelling

個人だけでなくいろいろな企業もTwitterを利用し始め、着実にユーザー数が増えているわけですが、そうなってくると本人ではないのに本人を名乗る「なりすまし」などの問題が発生します。Twitter側では認証済みアカウントを用意するなどして本人証明する方法を提供していますが、それは単純に「ここが公式だよ」「これが本人だよ」と証明しているだけであり、Twitterを利用していない場合などにはまったく意味がありません。

そこで、勝手に自分になりすましているアカウント自体を削除するにはどうすればいいのか、実際にGIGAZINEもなりすましアカウントを作られたのでその際の対応手順をメモしておきます。同じような問題で困っている個人・団体・企業などは参考にして下さい。

詳細は以下から。
まずTwitterの規約については以下のページ内にある「コンテンツの範囲とTwitterの利用」「スパムと不正利用」から確認できます。

Twitterヘルプ
http://jptwitterhelp.blogspot.com/


いわゆる「なりすまし」や「ユーザー名の無断占拠」については以下のように明記されています。

*なりすまし:他者に誤解や困惑を招いたり欺くような意味で、Twitterサービスを通して他人になりすます行為を禁じます。

*ユーザー名の無断占拠:ユーザー名の無断占拠を禁じます。半年以上活動していないアカウントは事前通知なしに削除する可能性があります。どのような行為が無断占拠とみなされるか決定する際に、考慮に入れる事項を以下に掲げます。

 ・ 多数のアカウントを作成する
 ・ ユーザー名を他のユーザーが使用できないようにする目的でアカウントを
  作成する
 ・ 売買目的でアカウントを作成する
 ・ 第三者のコンテンツを流用して投稿し、その第三者の名のもとに利用を
  継続する

また、「なりすまし」というのは英語では「impersonation」といい、なぜか日本語訳されていないのですがTwitterの米国本家サイトにはなりすましについて詳細な解説をしたページがあります。

Twitter Support : Impersonation Policy
http://help.twitter.com/entries/18366-impersonation-policy


上記ページにはなりすましの通報を行う場合にどのような情報を含めればよいのか、どこから通報すればよいのかといった手順が書いてあります。

では順番に通報を行う手順を見てみましょう。

■手順その1:「通報内容の下書き」
メールフォームにブラウザから文字を打ち込むと途中で内容が消えたりしたときに悲惨です。なので、メモ帳などのテキストエディタかWordなどを使ってどこかに下書きしておきましょう。また、フォームは英語ですが、日本語で書いても問題なく通じます。必要事項は個人と商標を持っている団体・企業で異なるのでそれぞれのパターンを書いておきます。

▼個人の場合
* Username of the person impersonating you (or the URL of their profile page):
あなたになりすましている相手のユーザー名、もしくはアドレス。
* Your First and Last Name:
自分の名前です。
* Your Twitter username (if you have one):
今現在通報に使っているTwitterのユーザー名を書いておきます。
* Address:
自分の住所です。
* Phone:
自分の電話番号です。書いても特にTwitterから電話が来るようなことはありませんでした。
* Brief description of the impersonating content:
なりすましによって受けている被害などを簡潔にまとめてここに書いておきます。

▼団体・企業の場合
* Your Name:
団体・企業の名前です。
* Phone:
連絡が取れる電話番号です。
* Fax:
連絡が取れるFAX番号です。
* Company Website:
会社の公式サイトのアドレスです。
* Company domain email address:
会社の公式サイトのドメイン名を含む連絡可能なメールアドレスです。
* Your title and legal relationship to the person/entity involved:
申請している人の役職名、あるいは弁護士の場合は自分が法的な代理人であるという旨をここに明記して自分の所属と肩書きなどを書きます。
* Registration Trademark number:
商標と商標番号をここに書きます。GIGAZINEの場合は「GIGAZINE」を商標登録しているので、商標番号をここに明記しておきました。
* Requested Action (for example, removal of infringing account, or transfer of trademarked username to an existing company account):
なりすましのアカウントを閉鎖して削除するのか、それとも現存する別の企業アカウントにフォロワーなどを移動させて統合するのかどうかを書いておきます。

■手順その2:「Twitterのアカウントを作成する」
Twitterに通報するためにはTwitterのアカウントが必要です。以前にTwitterの規約違反通報用のメールアドレスにメールしたことがあるのですが、結局、Twitterのアカウントを作成してそこから通報した方が対応の履歴がちゃんと明確に残り、Twitterも迅速に行動してくれるようです。そのため、「Twitter / アカウントを登録」からアカウントを作成しておきましょう。


■手順その3:「通報フォームに入力して送信する」
Twitterにログインした状態で下記アドレスにアクセスします。

Twitter Support Submit a request for assistance
http://support.twitter.com/requests/new


「Dear Twitter,」は「I'm confused, or have a question」を選び、「Subject」には件名を、「Regarding」は「Impersonation」を選択、そして「手順1」の内容をそのまま貼り付けてから、さらに「Love, (Enter your Twitter user name here)」で自分のTwitterアカウント名を入れ、「Submit」をクリックします。


するとこのようにして問い合わせチケットがオープンされます。


問い合わせチケットがオープンされると、登録したメールアドレス宛に「Twitter Support」から英文のメールが届きます。もしも最初の問い合わせ時に書き忘れたことがあるような場合や、Twitterサポート側から「このような情報をさらに送って欲しい」と言われた場合には、「Check Existing Tickets」にアクセスし、「Comments」から必要事項を入力して「Submit」をクリックすればOKです。


以下が実際のやりとりの一部。問い合わせをしたのが3月11日(木)、解決したのが7営業日後の3月23日(火)でした。


ちなみに、GIGAZINEの場合は「gigazine_jp」というアカウントがGIGAZINEになりすまし、GIGAZINEのRSSから各記事の内容をゲットして最初は配信していたものの、2009年12月頃からRSSに挿入される広告を削除し、その代わりにAmazonアフィリエイトの広告を挿入して「gigazine_jp」が収益を得ていることが判明、さらにTwitter上のいろいろな人にフォローを出してGIGAZINE公式と錯覚させてフォロワーを増やすというかなり悪質なことを行っており、その苦情がGIGAZINEに多数来続けていたため、なりすましアカウント削除依頼を行うに至った、というわけです。

GIGAZINE以外のサイトについても「○○_jp」というようにして第3者のRSSを使ってAmazonアフィリエイトなどを挿入して誘導するという悪質な手口を行っているケースがあるため、もしもそのようなアカウントをフォローしている場合にはフォローを外すことをオススメします。また、今後も同様のことを行っているアカウント(RSS広告を抜いて代わりに違う広告を挿入してTwitter上でボットなどを使って自動配信し、収益を得ているケースなど)については発見次第検討を行い、悪質な場合は削除依頼を行う予定です。

削除されるとこうなります


その際に、「今後もこういったなりすましが多く出てくるはずなのでやっぱりGIGAZINEでも公式アカウントを持ちたいのだけど、Twitterのアカウント『gigazine』をゲットしようと思った日の3日前ぐらいに先に取られてしまい、『gigazine』アカウントを譲って欲しいと思っても連絡先がどこにも明記されておらず、連絡できない状態。なので、できれば『gigazine』アカウントを公式アカウントにしたいと考えています……」みたいなことも合わせて送ったところ、同じく3月23日(火)付けで、こっちが問い合わせに使ったアカウントと統合されていました。

なお、TwitterにおけるGIGAZINEの公式アカウント「http://twitter.com/gigazine/」を何に使うかはまた別記事で告知予定です。

「なりすまし」によって得をする人は「なりすまし」しているどこかの誰かだけなので、面倒でも放置せず、削除依頼を地道に行うのがよいです。というわけで、この記事が「なりすまし」対策に困っている人の助けになれば幸いです。

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in Posted by darkhorse