取材

今度は「マジコンビル」が登場、巨大な看板を掲げて堂々と営業開始へ


ダウンロードしたコピーソフトをニンテンドーDSでプレイすることもできる「マジコン」と呼ばれる機器を販売する業者に対して、任天堂やソフトメーカーらが販売差し止め訴訟を起こし、勝訴したにもかかわらず、店舗名を変えて同じ場所で営業を再開するなど、いっこうに止まる気配が無いマジコン販売ですが、ついに巨大な看板を掲げて堂々とマジコンを販売する「マジコンビル」が登場しました。

昨年、前代未聞となる「マジコンの自動販売機」が大阪の電気店街・日本橋に登場しましたが、それを圧倒的に上回るインパクトとなっています。

詳細は以下から。
大阪の電気店街・日本橋。各店舗が開店する前の平日の朝のため人通りは少ないですが、ここは「ヲタロード」と呼ばれる、日本橋で最もにぎわう区画の1つです。


日本橋で「PCワンズ」と並んで存在感を発揮するパーツショップ「BEST DO!


その2軒左隣、元「じゃんぱらD-Styleなんば」があったビルが「マジコンビル」となっています。


店名は「Otacon Village(オタコン ヴィレッジ)」。ゲームアクセサリーとPC周辺機器の店だそうです。


4月11日(日)に仮オープンしていた模様。


壁にはでかでかと「マジコン」と書かれた巨大看板。読者からのタレコミによると、4月10日(土)から設置されていたそうです。


また、近隣のマジコンショップも変わらず営業しています。こちらは「e-ZAK」あらため「e-MART」が運営しているとされるマジコンショップ


ビルの2階で営業中。


ビルの側面から店舗を見たところ。「マジコンあるよ!」と書かれています。


「最新ROMで遊びたい!」という相談や電話サポートにも応じるそうです。


ちなみに朝日新聞社の報道によると、世界規模でマジコンの流通が深刻化した結果、ゲームソフトの販売額が大きく落ち込んでおり、ソフトウェアメーカーの被害額は数兆円規模にのぼるとされています。

このように堂々とマジコンが販売されることで、ユーザーが何の違和感も無くマジコンを利用してしまうようになるのであれば、違法ダウンロードが爆増してDVDが売れなくなった結果、ハリウッドの全映画会社が撤退した韓国の例を考えるまでもなく、コンテンツ産業の今後を考える意味においても、決して良いことであるとは言えないのではないでしょうか。

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in 取材,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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