「法律上問題ない」と断言する秋葉原のマジコン販売事情を徹底レポート、B-CASカードの販売も
大阪の電気店街・日本橋に巨大な看板を掲げたマジコンビルが現れたことを先日お伝えしましたが、日本最大の電気店街となる東京・秋葉原でマジコン販売事情をチェックしてみました。
日本橋と同様にマジコン販売業者が各所に店を構えており、店頭には「ゲームのダウンロードは法律上問題ありませんのでご安心くださいませ♪」と書かれた紙が貼られて堂々と販売を行っていることに加えて、本来販売されるはずのないB-CASカードの販売などが行われています。
詳細は以下から。
夜の秋葉原。電気店街には買い物客に加えてメイドカフェの呼び込みの姿も。
一見何の変哲もない雑居ビル
入口の横には「マジコンあります」とでかでかと書かれた看板が。
秋葉原名物「マンモスカレー」のそばにもマジコン店舗が。
「マジコンあります!!」とのこと。
「闇市場」だそうです。なんですかそれは…
ソフマップやゲームショップなどが立ち並ぶ中央通り
ここにもマジコンショップがありました。
ビルの2階に店舗を構えています。
マジコンだけでなく、他人の無線LANルーターにタダ乗りするLANアダプタ(通称:無銭LAN)などが販売されています。
「不幸箱」で話題になったクレバリーやドスパラ秋葉原本店、T-ZONEなどのパソコンショップが立ち並ぶ通りは人でにぎわっています。
少し離れると人はまばらに。
マジコンショップ「マジカル上海」
「アキバの伝統は俺達が守る」という張り紙が目立ちます。
張り出された価格表
「ダウンロード違法化」を盛り込んで今年1月1日から施行された改正著作権法について、「ゲームのダウンロードは法律上問題ありませんのでご安心くださいませ♪」と断言しています。
さらに人通りの少ない方に向かうと、なにやら怪しげな建物が。
入口には看板が置かれています。
「他人の無線LANルーターにタダ乗りするLANアダプタ」とやらが販売されています。
もちろんマジコンも販売中
PT2やFriio(フリーオ)などのチューナーも販売されています。
「実験用CATV万能チューナー」という謎のアイテムも販売
なんと地上デジタル放送などを視聴するのに必要な「B-CASカード」やデジタルケーブルテレビの視聴用の「C-CASカード」も販売されている模様。ちなみにB-CASカードはB-CAS社からユーザーに貸与されているものであり、単体での販売は認められていません。
どうやらマジコン販売事情は東西であまり変わらないようですが、これだけ大々的に販売を行うということは、やはりそれに見合った利益があるということのようです。
それにしてもマジコンだけでなく他人の無線LANルーターにタダ乗りする通称「無銭LAN」といいB-CASカードといい、業者はいったいどこから仕入れてくるのでしょうか……?
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