期間限定の「プレミアムチーズファンタジー･ 春のクワトロ」や「ガーリックヘブン・サブ」など、ドミノピザ春の新商品をまるっと食べてみました

ようやく春の陽気が訪れた今日このごろ、季節の限定商品も春へとシフトしたようなので、さっそくドミノピザに電話して春の新商品を片っ端から試食してみました。

春うららかな午後にいきなり大量のピザが到着、さらに無料クーポンを使ってコーラまで注文したので、まるでステレオタイプなアメリカのオフィスみたいな状態になってしまいましたが、おかげでどの新商品がピカイチなのかをズバッと見抜くことができました。

詳細は以下から。今回は、ちょうどドミノピザがiPhoneからピザを注文できるアプリをリリースしたということで割引クーポンをもらったので、これを使って注文しました。20％OFFはかなりデカい。

届いたもの全部をずらっと並べてみました。

ご開帳。

「プレミアムチーズファンタジー・春のクワトロ」（Mサイズ税込2600円）はゴージャスな印象の黒いボックスでの登場です

具の一つ一つが大きいせいか、とても迫力のある見た目。

クワトロ（イタリア語で「4」という意味）と銘打っているので、4種類の味が一度に楽しめるようになっています。これは「シュリンプ・ジェノベーゼ」。エビやジェノベーゼソースのバジル風味よりもチーズがクリーミーで強力な存在感を放っていて、編集部では「これは……エビグラタン！」と意見が一致しました。

お次は「マルゲリータ」、ピザの定番です。上に乗っている緑がかった黒っぽいものはバジルです。加熱されたがためにこのような姿になってしまっていますが、味はしっかり。トマトもふんだんに使われていて、さっぱりと食べられます。

「炙り生ハムとトリュフチーズ」には、生ハムに包まれたアスパラが乗っています。炙りとは言っていますがばっちり中まで火が通っており、ほとんど普通のハムのような食感。トリュフチーズの味が強く、ハムとしての存在感も希薄だったのが残念です。生ハムだと思って期待しすぎるとがっかりしますが、味のバランスは取れています。

最後は「ペパロニモッツァ」。ペパロニ（イタリア風のサラミ）とモッツァレラチーズという鉄板の組み合わせで、やはり間違いのない味でした。特筆すべきところはないですが、安心して食べられるような、「ああ、これがピザだよね」という感じです。

次は高麗カルビ（Mサイズ税込2540円）。いたって普通のボックスに入っていました。

肉の位置のバランスが残念なことに。場所によってはガーリックのみという、なかなか強烈な状態です。

牛カルビ肉以外だと、ガーリックの存在感がかなりあります。食べてみた印象としては「ザ・焼き肉」といった感じで、チーズも入っているはずなのにピザらしさはほとんど感じません。スライスされたガーリックはじゃがいもみたいなほくほくした食感がしっかり残っていて、にんにく好きにはたまらない味つけとなっています。しかしながら、見たとおりがっつりガーリックなので、接客業の人や人と会う用事のある人、吸血鬼の方にはちょっとオススメしづらいです。

「ブレッドボウル ～バーニャカウダ～」（税込1150円）。アンチョビ風味のソースで、温野菜をたっぷり食べられる商品だということです。

はっきり言ってしまえば、今回頼んだ中でこれが一番の地雷でした。編集部が一時騒然となり、「汁が！汁が出る！」と慌てる者や、「穴があったら捨ててしまいたい……」とつぶやく者も。具のナスやズッキーニからしみ出る水分がおそらく汁のもとと予想されますが、しっとりを通り越してぐっしょりといったレベルの水分を含んでいます。それに加えてアンチョビが原因と思われる生臭さがかめばかむほどこみ上げてきて、驚きの生っぽさを演出。もしかしたら玄人好みの味なのかもしれません。

続いて「ブレッドボウルパスタ ～蟹とエビのトマトクリームパスタ～」（1450円）。

パンでできたボウルにパスタを盛ってあり、なんだか「お好み焼き定食」的な発想で作られたっぽい新商品。盛ってあるペンネはのびたような食感でしたが、濃厚なソースながら魚介ダシとトマトクリームが調和した上品な味わいにまとまっていて、かなり満足度の高いものとなっていました。炭水化物×炭水化物という見た目のインパクトにおそるおそる手を伸ばした人が軒並み「うまい！」と発言するなど、今回一番のヒット商品です。

「濃厚チーズのカルボナーラ」（税込1120円）。コンビニのチルドパスタのような見た目だったのでそういう心構えで口にしたのですが、まるで給食のソフト麺のようなふにゃふにゃの歯ごたえに意表を突かれました。ソースは確かに濃厚なのですが、ブルーチーズがベースになっているようなイメージの、ものすごい生っぽい風味がこみあげてくる感じです。麺の固さに関しては人によって好き嫌いがあると思うので一概にやわらかいからダメだとは言えませんが、1100円という値段を考えると、もうちょっと完成度を上げて欲しかったところ。

「焼きたてフォンダンショコラ」（税込420円）はこぢんまりとした箱に入ってぽつんと運ばれてきました。

フォンダンショコラは中が半熟っぽいスイーツなのでこれで正解なのですが、一般的なものよりかなりどろりとしてほとんど溶けたチョコのようになっていました。食べてみると、ほろ苦くも甘ったるい感じで、チョコレートというよりは市販のお菓子に入っているチョコクリームを想像させるような味。決して悪くはないというか、カフェなどでしかお目にかかることのないフォンダンショコラを手軽に食べられるのはいいのですが、がっつりピザを食べたあとの締めとしてはちょっとヘビーすぎる一品だと感じました。

以前レビューしたホット・サブの新商品、「ガーリックヘブン・サブ」（税込580円）

がっちりチーズで接着されたパンをこじ開けると、中にはガーリックがどっさり。

はみでる程のガーリック。ヘブンという名前に偽りはなさそうです。食べてみるとやっぱり強烈なにんにく風味と、しゃくしゃくとした食感が期待通りに味わえました。食べ応えも十分で、以前食べた時よりもパンの部分がやわらかくなっていて、冷めてもピザのように急激に固くはならずもしゃもしゃ食べられます。さらに特筆すべきは1つ580円というリーズナブルさ。1000円以上の注文であればピザではなくホットサブ×人数分という注文でも配達してくれるので、場合によってはピザを頼むよりもお得なのではないでしょうか。