ドミノピザで「サーロインステーキピザ」「イベリコ豚のトマトソース」「ブルックリンピザ」を注文して食べてみました

ドミノオンライン本店のメールマガジンに20％オフのクーポンが付いていたので、あと1週間ほどで販売終了となる「サーロインステーキピザ」「イベリコ豚のトマトソース」、そしてネット販売限定の「ブルックリンピザ」をドミノオンライン本店経由で注文してみました。名前的には「サーロインステーキピザ」が最も強力そうなのですが、実際にはどのような感じなのでしょうか？

気になる味の詳細は以下から。
サーロインには、どんな誘惑もかなわない。

楽しみ方は自由。それがNYスタイル。

12時30分頃に注文して12時55分頃には到着、素早い。

くっついていたパンフレットによると、「あきれるほどの、プレミアムに満たされる。」とあり、「表面は香ばしく、中はジューシーに焼き上げたステーキの王様、サーロイン。あふれる旨味を受け止める、たっぷりの野菜と香り豊かなトリュフチーズ。贅沢にカットしたステーキの醍醐味を、プレミアムな食材と一緒にお楽しみください。」と書いてあり、期待が高まります。

というわけで3種類そろい踏み。

これが待望の「サーロインステーキピザ」。Mサイズは2800円、Lサイズは4200円。

トッピングはソテードオニオン・ステーキソース・グリルズッキーニ・トリュフチーズ・エキストラチーズ・ダブルチーズ・サーロインステーキ・ピンクペッパー。レギュラークラストMサイズ1ピース当たりのカロリーは215Kcal

かなり良さそうに見えます。

実にジューシーっぽい。食べてみましょう。

……味の感想を言うと、「サーロインステーキピザ」はあまりにも肉が悲しすぎました。まず肉の味がほとんどしない、食感もサーロインステーキを口の中に入れてかみしめた時の「ググッ、ジュワーッ！」という感じがゼロ。そしてグリルズッキーニがからんでべっちょりとしており、トドメにピンクペッパーが口内で破裂して香りを撒き散らすという、なんというか、指揮者のいない日曜オーケストラみたいな感じになっていました。正直、成形肉でもこれよりもはるかにジューシーで美味しいです。それ以下の味になっているのが信じられない。冷えたものを食べたわけでもないのにこれは一体？一度冷えたサーロインステーキをレンジでチンしたのではないかと疑ってしまうレベルです。

気を取り直して、次は「イベリコ豚のトマトソース」。最上級のイベリコ豚「ベジョータ」を使っています。Mサイズが2800円、Lサイズが4200円。

トッピングはトマトソース・ソテードオニオン・イベリコ豚トマト煮・ダイストマト・ブラックオリーブ・エキストラチーズ・ダブルチーズ・パルメザンチーズ・フレッシュバジル。レギュラークラストMサイズ1ピース当たりのカロリーは243Kcal。

チーズはたっぷりなのですが、どこにイベリコ豚が……？

ブラックオリーブの下に挟まっているのがイベリコ豚……らしきもの。なんだか不安がよぎりますが、食べてみないと味はわかりません。いただきます。

「イベリコ豚のトマトソース」はピザとしてはかなりおいしい方なので非常に安心できる味。ダイストマトとトマトソースがたっぷりで、そこにチーズがこれでもかこれでもかと投入されているため、じゅわっと来る感じもあります。が、このピザのウリは「イベリコ豚」のはず。ちゃんとイベリコ豚の感覚を思い出しながらよく味わってみたのですが……なんというか、豚の角煮を作ろうと思ったら豚汁になってしまった、むしろ豚肉入りのただの味噌汁じゃないか、ぐらいのレベルまで下がっています。イベリコ豚を期待すると絶望しますが、トマトソースとチーズたっぷりにピザとして考えればベリーグッド、そういう味です。イベリコ豚はサーロインステーキピザと同じぐらいの大きさでゴロッと入れて欲しかったです。

なんだか気分が滅入ってきましたが、ラストは「ブルックリンピザ」。

サイズはLサイズのみで、価格は2500円。ソースはトマトソースS、トッピングはペパロニ・イタリアンソーセージ・ダイストマト・モッツァレラチーズ・エキストラチーズ。レギュラークラストLサイズ1ピース当たりのカロリーは225Kcal。

薄くソフトに伸ばしたクラストを大きめ6ピースにカットしたもので、好きな形に折りたたんで楽しむNYスタイルで食べるといいらしい。

ちなみにこれが通常のレギュラークラストの厚み。

1ピースを手に持ってみたところ。ぺらんぺらんです。

破れそうなほど薄いというか、上の具の重みに耐えきれません。

こうやって折り曲げて食べてみたり……

サンドする感じにしてみたり……

あるいはこうやってくるくる巻いて食べる、と。

味としては今回食べた3種ではコレが最も普通のピザの味。しかし非常に美味しい！おそらくサーロインステーキピザとイベリコ豚があまりにも残念だったのでかなり補正が入っているのかも知れませんが、それにしてもこれはグッド。特に生地のぺらぺらした感じが意外に良く、イタリアンのようなぱりっとした感じではないにもかかわらず、おいしくいただけます。ピザの生地は厚ければ厚いほどよいという人には物足りないかも知れませんが、ピザは上にのっている具とのマッチングを楽しみたいという人であれば納得の味です。見た目も大きいので満足感も高く、これはもう一度注文してもいいなと思えるほどでした。

ちなみに、ほかの編集部員によるそれぞれのピザの評価は以下の通り。

・編集部員E：
■サーロインステーキピザ
肉が臭い。ズッキーニの食感が気持ち悪い。もう食べたくない。
■イベリコ豚のトマトソース
自分が食べたところにイベリコ豚が全く入っていなかったため、いたって普通のイタリアンピザだった。ブタの量が少ない？
■ブルックリンピザ
生地が薄くて食べやすかったが、何かドイツっぽい独特の臭みがある。個人的にはあまり好きではない。

・編集部員B：
■サーロインステーキピザ
チーズの味が強くてサーロインの味がよくわからない。クリーミィな味わいのピザで悪くはないが、サーロインが存在している意味があるかどうかは不明。
■イベリコ豚のトマトソース
華やかな味の広がりがあり、今回食べた中では最もおいしかった。量が多くても飽きずに食べられる。
■ブルックリンピザ
実にスタンダード。ケチャップとチーズのピザらしい味。生地が薄くジューシーなので、唾液量の少ない日本人には合っているような気がする。

・編集部員F：
■サーロインステーキピザ
ピザの定義にあてはまるのだろうか。日本人マジ未来に生きてるな。肉の味をスパイスやソースで隠している感じ。ソースは変わった香り。肉があるとボリュームも出るし、見た目もいい。
■イベリコ豚のトマトソース
トマトのフレッシュ感がうれしいごくごく普通のピザ。しかし普通の味だと生地のボロさが目立つ。
■ブルックリンピザ
6ピースしかないので食べる前に全滅して食べていません。うわーん。

・編集部員G：
■サーロインステーキピザ
肉がまずい。油がぎっとりピザの表面に浮かんでいる。照り焼きっぽい甘さとチーズソースみたいなのとズッキーニが相性最悪。これはまずい。
■イベリコ豚のトマトソース
うまい。トマトとオリーブでいかにもイタリアっぽい。が、イベリコはスペインかもしれない。だがトマトとオリーブはスペインっぽくもあるので問題なし。
■ブルックリンピザ
普通にうまい。肉はあってもなくてもよい気が。あえて言うなら個性がない。クラストはもっとパリっと端が焦げるくらい焼いてあってもよかった。

・編集部員A：
■サーロインステーキピザ
サーロインはジューシーなビーフジャーキーといった感じ。独特の臭みのあるズッキーニは好みが分かれそう。また食べたいかと聞かれると微妙……。
■イベリコ豚のトマトソース
取ろうとすると具がボロボロと崩れ落ちたことに気を取られて味が分からなかった。具だくさんなのはうれしいが食べづらい。全体的にあまりしっかりとした味でない印象。
■ブルックリンピザ
これが一番バランスが取れていておいしいのではなかろうかと思えるほどスタンダードなピザ。モチモチしたモッツァレラチーズと
存在感のあるトマトの組み合わせが非常に良い。イタリアンソーセージはかつてカップヌードルに入っていた「謎の肉」のような感じ。

そんなわけで、誠に申し訳ないのですが、サーロインステーキピザは満場一致でアウトとさせていただきます。というか、誰だーッ、このピザを考えたヤツはーッ！！