メモ

「友達の××さんがあなたを待ってるよ!」と嘘の勧誘をしたSNS、約9億円の補償を行うことが決定


mixiやGREEを皮切りとして、日本では2004年頃から人気に火がついたソーシャル・ネットワーキング・サービス。オープンソースのエンジンであるopenPNEなどの発達もあり、今では星の数ほどのSNSサイトが存在し、競争が激化しているため商用SNSサイトはありとあらゆる手段で集客を行い、ユーザーを囲い込んでいます。

そんな中「あなたの同級生の××さんがあなたのプロフィールを探しています!」というメッセージを「足あと」(自分のプロフィールへの訪問履歴)を見ることができない無料ユーザーに送付、いそいそと登録してみたところ「誰も自分のことなんか探していなかった」という、激怒せざる得ない宣伝を行ったSNSサイトが、計950万ドル(約8億5千万円)の補償を行うという和解案を承諾することが明らかになりました。

詳細は以下。
Lonely Classmates.com Users Get $9.5M in Lawsuit | Epicenter | Wired.com

2008年の11月、無料会員だったアンソニー・マイケルズ氏が15ドル(約1400円)の会費を払って有料会員になり自分のプロフィールへの訪問履歴を見たところ、他の同級生や昔の知人が自分のプロフィールを探していた、というような痕跡がまったく見つからなかったため激怒、訴訟に踏み切りました。


訴えられたのは同級生どうしの交流を目的としたアメリカのClassmates.com。登録はまず自分の卒業した学校名を選ぶところから始めます。

Join Classmates.com - Find High School Friends, Plan Reunions.



Classmates.com側は虚偽の広告であったことは否定しつつも、このようなメールや広告を見て有料会員になった計316万人のメンバーに対し、1人3ドル(約270円)のキャッシュバックか、将来のメンバーシップ費用の2ドル(約180円)の割引など、計950万ドルの補償を行うという和解案を承諾。さらに、無料会員に対しても「ゲストブック」機能(いわゆる「足あと」)を開放することにも合意し、現在シアトルの連邦裁判所で判事の承認を待っているところです。

運営元のユナイテッド・オンラインによると、Classmates.comは最も利益を上げているSNSで、500万人の有料会員がおり、6000万ドル(約54億円)の利益が出ているそうです。しかし、最近はFacebookなど、他の有力SNSとの競争が激化。プライバシーポリシーを変更し外部により多くのユーザープロフィールを公開するようにするなど、大きく方針を転換していました。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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