KDDIが満を持して発売するau向けスマートフォン、シャープが製造か
2月17日にKDDIが携帯電話ブランド「au」の新たなラインナップにAndroidスマートフォンとWindows Mobileを採用したスマートフォンの2機種を加えることを発表しましたが、そのうち少なくとも1機種はシャープから登場する可能性があることが明らかになりました。
※16時5分に追記しました
詳細は以下から。
7 Matches found for FCC ID 'APYNAR0066 | OET List Exhibits Report
アメリカの連邦通信委員会(FCC)に提出された資料によると、シャープは現在「PB20ZU」という携帯電話を開発中であるそうです。
「PB20ZU」はBluetoothと無線LANを備えたスライドモデルであるとされており、通信方式はデュアルバンドCDMAを採用。
これが「PB20ZU」の詳細です。
デバイスに貼られるラベルはこんな感じ。
Bluetoothと無線LANを備えたスライドモデルというと、どうしてもウィルコム向けのW-ZERO3に近いコンセプトのスマートフォンに近い携帯電話を連想してしまいます。このモデルはFCCに資料を提出しているので、海外と日本市場の両方で販売された東芝のスマートフォン「TG01」同様に海外展開を考えたモデルとなるようです。
また、「PB20ZU」の採用しているデュアルバンドCDMAという通信方式ですが、以下のリンクによるとauが採用しているCDMA2000 1Xを指しているため、「PB20ZU」が世界展開も視野に入れたシャープ製au向けスマートフォンである可能性は考えられます。
ANADIGICS社、最新世代のモバイル携帯電話機向け 業界最小のデュアルバンドCDMAパワーアンプを発表 - CNET Japan
・16:05追記
読者からの指摘を受けてKDDIに電話で確認したところ、現行のau端末は旧800MHz、新800MHz、2GHz帯の周波数帯を採用したトライバンド端末となっているとのこと。また、旧800MHz帯は周波数の再編にともなって2012年7月24日に廃止されるため、一定期間を経て新800MHz、2GHz帯のデュアルバンドになるそうです。
つまりまだ旧800MHz帯を切り捨てることができない以上、「PB20ZU」はauから出る可能性は薄いということなのでしょうか。HTCがHSDPA対応のスマートフォン「Touch Pro」をベースに、通信方式をauに対応させた派生モデル「E30HT」を発売したことを考えると、au向けモデルとしての登場を期待したいところです。
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