サイエンス

在宅マッドサイエンティストのための自宅でできる実験7パターン


マッドサイエンティスト向けの科学実験が、7種類ほど公開されていました。

自宅でできる、と銘打っているだけあって手軽にできるものかと思いきや、マッドサイエンティストの誇りの現れなのか、ばっちり重金属や薬品を使った本格的な内容となっており、実験をする自宅をかなり選ぶ内容となっていました。しかしながら見た目が派手なものが多く、科学に興味を持つきっかけとして非常に魅力的なものばかりとなっています。

詳細は以下から。1:溶けるスプーン


ビスマスインジウムそしてスズといった低い融点の金属を組み合わせることで、まるでスプーンがとろけてしまったかのような状態を作り出すことのできる実験です。一般的なホットコーヒーの温度で溶けてしまう金属を調合する方法が掲載されていますが、調合次第では冷水や手のひらで溶けてしまう合金を作ることも可能だということです。

2:対オオカミ男用の銃弾



弾丸を手作りする人はそう多くいないと思いますが、それを趣味とするコアな人たちはアルミニウム製の型を使って製造を行うようです。フライス盤を用いるなどかなり大がかりな手段が用いられていますが、シルバー製の弾丸は実用性はともかくとして、見た目がかなり美しいものとなっています。

3:マイ電球


エジソンが長い時間をかけて発明した電球を、現代の技術を使ってささっと作ってしまう方法です。エジソンが竹をフィラメントに用いたのは有名ですが、ここではより適した素材であるタングステンを用います。またフィラメントが燃えてしまわないように電球内の空気をアルゴンと窒素に置き換えてしまう方法が取られています。書籍などのタイトル風に言えば「わたしにもできた!失敗なしの電球づくり」といったところでしょうか。

4:死んでいく太陽



酸素で満たしたガラスの球体の中にリンのチップを入れて熱を与えることで、このようにまばゆい光を放つ太陽のようなものを作り上げることができます。非常に美しい光景ですが、黄リンは非常に引火しやすい物質で毒性のある物質なので、扱う際には細心の注意が必要です。

こんな風にじわじわと引火していき、太陽と見間違うような強烈な光を放つようになります。


5:ブロックの中の稲妻


YouTube - Litchenburgs


プラスチックの板に、まるで稲妻が凍りついてしまったかのような模様を描く、放電の様子を理解するのにうってつけの実験です。静電気で髪の毛が逆立ってしまう実験でもおなじみのヴァンデグラフ起電機など特殊な機器が必要なのですが、それを用意してでもやる価値があると思わせるほど、一瞬でヒビが入る光景は迫力満点のものとなっています。

6:メタルな質感のニッケル・ツリー



車のバンパーに電気メッキを施す段階で作られた、怪しいまでに美しいこの物体はなんと産業廃棄物。これらの物体はメッキを施される過程でどんどん増殖していくとのことで、まるで鋼鉄のキノコのような発生の仕方となっています。自宅で作る方法については、産業廃棄物のためか説明が省かれてしまっていたのですが、なんとかして作ってみたいと思わせる美しさです。

7:粉々に砕け散るガラス
YouTube - Glass


溶解した高温のガラスを水槽に入れて急激に冷やすことで、ガラスの内部に多量のエネルギーが蓄積されます。そのような状態のガラスの一点に力をかけてやることで、ものすごい勢いで砕け散る様を見ることができます。普段ガラスのコップを落として割ってしまったのとは比べものにならない、まるで惑星が爆発したかのような強力な爆発を目の当たりにできるようです。

なお、実験の詳細なやり方については、用意するものリストつきの便利なシートが下記サイトに掲載されています。
7 Mad Science Experiments You Can Do At Home But Probably Shouldn't - Neatorama Spotlight

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in サイエンス, Posted by darkhorse_log

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