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全米の企業から選ばれた働きがいのある会社ベスト100、第1位はビジネスソフトベンダーのSAS、GoogleやDreamWorksもトップ10入り

(by Phillie Casablanca)

世界最大のビジネス誌「Fortune」がまとめた「働きがいのある会社ベスト100」によると、第1位はビジネスソフトベンダーのSAS社だったそうです。ほかには自由奔放なオフィスで有名な大手検索エンジン・Google社が第4位、映画会社のDreamWorksが第6位に入っています。

これは、アメリカの企業を対象にしたランキングで、どれだけ福利厚生が充実しているか、労働環境が優れているかを表しています。今回第1位に選ばれたSASは、これまでに13年間連続でベスト100に選ばれているそうです。

ベスト100全社へのリンク付きランキングは以下から。
100 Best Companies to Work For 2010: Full list - from FORTUNE

第1位に輝いたSASはデータ分析ソフトやサービスを提供するビジネスベンダーで、全世界の4万5000サイトで採用されており、日本でも1500社2300サイトが導入しています。創業は1976年で「THE POWER TO KNOW(知る力)」の提供がスローガンになっているようです。第2位になったのは証券会社Edward Jones。米国内外に9000以上の支社を持ち、個人投資家向け金融商品を取り扱っています。以下、アメリカ北東部を中心に展開しているスーパーマーケットのWegmans、検索サービスのGoogle、Wegmansと同じく食品小売りのNugget Market。


ランキングは福利厚生や労働環境の充実度などによって順位付けされており、SASは福利厚生の強さが有名だそうです。IT Proによると「月額410ドルの育児手当、90%適用の健康保険、疾病による無期限の有給休暇などを提供し、社員が無料で利用できる医療センター、6万6000平方フィートのフィットネスジムとプール、図書館などを設けている」そうなので、離職率が2%という低さなのは納得です。

全100社のランキングはこんな感じ。参考になるよう、社名の後ろには業種を記してあります。

第1位:SAS(ソフトウェア)


第2位:Edward Jones(金融)


第3位:Wegmans(食品)


第4位:Google(ネットサービス)


第5位:Nugget Market(食品)


第6位:DreamWorks(映像制作)


第7位:NetApp(ソフトウェア・ハードウェア)


第8位:The Boston Consulting Group(BCG)(コンサルティング)


第9位:クアルコム(通信)


第10位:CAMDEN(不動産)


第11位:Robert W. Baird&Co.(財務管理)
第12位:Bingham McCutchen(法律事務所)
第13位:W. L. Gore&Associates(ハードウェア)
第14位:Recreational Equipment(衣料品)
第15位:Zappos.com(衣料品)
第16位:Cisco(ハードウェア)
第17位:Methodist Hospital System(病院)
第18位:Whole Foods Market(食品)
第19位:Genentech(医薬品)
第20位:Devon Energy(エネルギー)

第21位:NuStar Energy(エネルギー)
第22位:Johnson Financial Group(金融)
第23位:Umpqua Bank(金融)
第24位:ゴールドマンサックス(金融)
第25位:ノボ ノルディスク(医薬品)
第26位:CHG Healthcare Services(医療)
第27位:Scottrade(金融)
第28位:JM Family Enterprises(自動車)
第29位:Quicken Loans(金融)
第30位:Alston&Bird(法律事務所)

第31位:PCL Construction Enterprises(建設・不動産)
第32位:Baptist Health South Florida(病院)
第33位:Shared Technologies(ハードウェア)
第34位:Chesapeake Energy(エネルギー)
第35位:American Fidelity Assurance Co.(金融・保険)
第36位:Container Store(日用品)
第37位:アフラック(保険)
第38位:Scooter Store(ヘルスケア)
第39位:TDIndustries(建設)
第40位:Scripps Health(ヘルスケア)

第41位:QuikTrip(小売)
第42位:アドビシステムズ(ソフトウェア)
第43位:Salesforce.com(ソフトウェア)
第44位:Ernst&Young(経済分析)
第45位:USAA(United States Automobile Association)(金融)
第46位:OhioHealth(病院)
第47位:J. M. Smucker(食品)
第48位:FactSet Research Systems(ソフトウェア)
第49位:メルセデスベンツUSA(自動車)
第50位:King's Daughters Medical Center(病院)

第51位:マイクロソフト(ソフトウェア)
第52位:Booz Allen Hamilton(コンサルティング)
第53位:Nordstrom(衣料品)
第54位:Paychex(IT)
第55位:Mayo Clinic(病院)
第56位:CarMax(ネットサービス)
第57位:DPR Construction(建設)
第58位:Four Seasons Hotels(ホテル)
第59位:Monsanto(農業)
第60位:Indiana Regional Medical Center(病院)

第61位:Brocade Communications Systems(データ管理)
第62位:Kimley-Horn(コンサルティング)
第63位:Southern Ohio Medical Center(病院)
第64位:Stew Leonard's(食料品)
第65位:Arnold&Porter(法律事務所)
第66位:Plante&Moran(会計監査)
第67位:EOG Resources(エネルギー)
第68位:Men's Wearhouse(衣料品)
第69位:MITRE(IT)
第70位:Deloitte(コンサルティング)

第71位:PricewaterhouseCoopers(コンサルティング)
第72位:McCormick and Company(食品)
第73位:アメリカンエキスプレス(アメックス)(金融)
第74位:Children's Healthcare of Atlanta(病院)
第75位:Perkins Coie(法律事務所)
第76位:Balfour Beatty Construction(建設)
第77位:Baker Donelson(法律事務所)
第78位:マテル(おもちゃ)
第79位:Meridian Health(ヘルスケア)
第80位:Build-A-Bear Workshop(おもちゃ)

第81位:Atlantic Health(病院)
第82位:Marriott International(ホテル)
第83位:ジョンソン(S. C. Johnson&Son)(雑貨)
第84位:Accenture(コンサルティング)
第85位:Arkansas Children's Hospital(病院)
第86位:Publix Super Markets(食品)
第87位:National Instruments(ハードウェア)
第88位:KPMG(コンサルティング)
第89位:Bright Horizons(教育)
第90位:General Mills(食品)

第91位:フェデックス(FedEx)(物流)
第92位:Gilbane(建設・不動産)
第93位:スターバックス(食品)
第94位:Intuit(ソフトウェア)
第95位:Orrick Herrington&Sutcliffe(法律事務所)
第96位:LifeBridge Health(病院)
第97位:Herman Miller(家具)
第98位:インテル(ハードウェア)
第99位:Winchester Hospital(病院)
第100位:Colgate-Palmolive(雑貨)

銀行や証券会社、コンサルティング会社など金融関係やIT関連企業が多く入っており、バリバリの工業系などはあんまり入っていないようです。意外と多かったのが病院で、「ER 緊急救命室」のような海外ドラマのイメージだと医者の勤務環境は劣悪なように思えるのですが、病院もピンキリということなのでしょうか。

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in メモ, Posted by logc_nt

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