Xbox360の次世代モデルは登場しないことをマイクロソフトの幹部が明らかに
任天堂がBlu-rayディスクを採用したHD対応の新型Wiiの発売を検討しているとされるなど、かつて「次世代ゲーム機」とされたゲーム機のさらなる次世代モデルに関する情報がちらほらと現れていますが、マイクロソフトの幹部がXbox360の次世代モデルが登場しない予定であることをインタビューの中で明らかにしました。
詳細は以下から。
There's no need for a new Xbox, says Microsoft | Technology | guardian.co.uk
イギリスのガーディアン紙が行ったインタビューによると、マイクロソフトのXboxプロダクトマネージメント部門のシニアディレクターであるDavid Hufford氏が、「次世代モデルを発売する必要が無い」として、Xbox360の次世代モデルの登場を否定したそうです。
これはマイクロソフトが2010年の年末商戦に投入を予定している、RGBカメラやセンサー、マイクロフォンなどを組み合わせた、人間の動きを読み取るモーションコントローラー「Project Natal」といったハードウェアやソフトウェアの追加などによって、Xbox360の製品ライフサイクルが延長可能であるという考えによるもので、David氏は発売されて5年が経過したXbox360について「長いライフサイクルを実現する設計が施されたもの」であるとした上で、現時点でライフサイクルの中間地点にすら達していないと述べています。
また、ソニーが過去に発売されたモデルを含めたすべてのPS3にファームウェアのアップデートで3Dゲームに対応させる予定ですが、David氏はすでにXbox360にはアップデート無しでプレイできる「Scrap Metal」という3Dゲームが提供されているとしています。
据置型ゲーム機業界に劇的な変化が訪れない限り、本当の意味で製品のライフサイクルが終了した時にはXbox360の次世代モデルが登場すると思われますが、発売から5年が経過した現時点でライフサイクルの中間地点に差し掛かっていないということは、次世代モデルが登場するのは2015年以降になるということのようです。
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