米軍特殊部隊グリーンベレーがアフガニスタンで行っているものものしすぎる検問
アメリカ陸軍特殊部隊グリーンベレーとアフガニスタンの地元部隊とが合同で行っている検問の動画です。非武装の現地民の車両に対し、機関銃を搭載したヘリと完全武装の兵士が包囲を行う様は「平和を維持し安全を確保するための活動」からはほど遠いものを感じさせます。
詳細は以下。
この検問は、アフガニスタン南部のザブル州で行われたもの。最近、米軍によるタリバン施設への急襲が活発になり、5月には20件だったのが11月には90件と4倍以上になっているそうです。
YouTube - Fighting the Taliban
怪しいバンの車列の前を輸送ヘリがブロック、停止させます。
そのまま着陸して検問の準備。重武装の兵士が走り出てきました。
米軍と一緒に現地の部隊も検問に参加。
ヘリは空中に留まり車列を警戒し続けます。
車内を捜索する検問部隊。
バンには合わせて20人以上の現地人が乗っていたそうです。
しかし何も怪しいものは発見できず、部隊は次の「獲物」を探すため移動。
またしても怪しい車両を発見。
今度は、タリバンの構成員がよく用いる黒いターバンを着用しているということで検問。しかしこちらも特に怪しいところはなし。
さらにバイクも検問。バイクは爆発物を仕掛けたゲリラが逃走に用いることが多いため、警戒の対象となっていますが、怪しい点は見つからなかったようです。
結局この日は誰も検挙することはありませんでした。
重武装の特殊部隊によるこうした検問活動に対しては様々な議論がありますが、現地の陸軍高官は「厳しい姿勢を見せることでタリバン勢力を牽制することができ、実際に効果をあげている」としています。
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