コルクを抜かずにワインを注ぐことができるワインサーバー「ソムリアート」

ワインをたしなむ人が悩まされる問題の一つが酸化による味の劣化です。ボトルワインを1本買ってきて、開けたその日に飲みきるのであれば問題ありませんが、ワインは空気に一度触れた段階から酸化が進んでしまうため、たとえコルクをしっかりはめ込んでおいても味や香りが劣化してしまいます。そんな問題を解決するのが、ソムリアート研究室とニットクが開発したワインサーバー「ソムリアート」です。

「ソムリアート」は世界で初めてコルクを抜かずにワインを注ぐことができるというワインサーバーで、コルクを抜かないのでワインを酸化させることなく保存できるという仕組みになっています。

詳細は以下から。
コルクを抜かずにワインを注ぐ世界初のワインサーバー＝ワインの酸化を防止するソムリアート
http://sommeliart.com/

ワインは一度でも空気に触れると酸化が始まり、味や香りが劣化していきます。これはコルクを抜いた瞬間に始まってしまうので、避けようがありませんでした。それを解決するべく「じゃあコルクを抜かなければいい」という発想で作られたのがこのワインサーバー「ソムリアート」です。

「ソムリアート」は精密機構によってコルクを開けずにワインを抽出。ボトルを立てたままグラスに注げるため、ビンテージワインでも澱をほとんど抽出しません。

また、市販のワイン保存用ガスボンベを使用し非常にコンパクトにまとまっており、電源も特別な設備も不要なのでお店だけではなく家庭でも利用可能です。グラスワインを販売しているようなお店では、短い賞味期限を解消でき、ランニングコストの低下や導入コストの短期償却も可能。

ワインサーバーはメンテナンスが面倒だとされていますが、ボトル交換時のメンテナンスは手のひらサイズのパーツ4点を点検するだけなので、5分程度で完了するそうです。アフターサービスは大手ビールサーバーメーカーのニットクが行い、ソムリアート研究室もバックアップしてアフターフォローしていくとのこと。

本体組み立て時の大きさは高さ440mm、幅130mm、奥行き200mm。重量は本体のみで約2kg。販売予定価格は17万8500円(税込・送料別)。初回販売100台には「取扱説明DVD マスターofソムリアート」がついてくるそうです。

現在、アサヒビール直営レストランのリストランテ ラ・ラナリータ、ビアレストラン フロムドール、サロン 月灯り、うすけぼー 昭和通日本橋店、うすけぼー 南青山店の5店舗が先行導入をしており、虎ノ門のワイン専門店カーヴドリラックスと長野のワイナリーリュード ヴァンで取り扱いが予定されています。

気軽に購入するにはちょっと高いですが、ワインにはこだわっているけれど自宅にワインカーヴを作るのは…と思っているような人なら考えてもいいかもしれませんね。