南アに巨大UFOが突如飛来して難民化するドキュメンタリー風SF映画「District 9」改め「第9地区」とは？

アメリカのニューヨークでもなく、ワシントンでもなく、どういうわけか巨大UFOがやってきたのは南アフリカの上空。その中にいた100万を超える宇宙人たちは難民と化し、やがて共同居住区「第9地区(District 9)」はスラム化、ついに超国家機関MNUは彼らを強制収容所に移住させることになるが、それが28年間止まっていた時を動かし始める大事件のきっかけとなっていく……というのが、このドキュメンタリー風SF映画「District 9」です。

実はこの映画、お蔵入りになった「HALO」映画化に携わっていたスタッフや監督が、「このままお蔵入りさせてたまるかよ！」という執念と勢いで完成させた映画となっており、一応原作っぽいフィルムなども存在していますが、それらをすべてミックスさせ、ブラッシュアップし、かつてないほどのクオリティの映画に仕上げてしまいました。結果、オリジナル脚本、キャストはノーネーム、監督は新人、舞台は遠方南アフリカという山ほどあるマイナス要素をはね除け、2009年8月14日に公開開始、週末には興収3700万ドル(約32億7000万円)、全米ボックスオフィスランキング初登場No.1、そしてその後の全米興収は1億ドル(約88億4000万円)を超え、本年度第82回アカデミー賞作品賞の最有力候補の一角にまで浮上、既に視覚効果賞ノミネート候補に選出されています。

で、この映画がついに日本でも「第9地区」というタイトルで2010年4月ロードショーが決定しました。予告編や本編映像などは以下から。
Apple - Movie Trailers - District 9 - Featurette(以下にある4つのムービーのHD版あり)

District 9 Trailer - Trailer Addict（最初はドキュメンタリー風だが次第に謎の宇宙生物のことが明らかになっていく）

District 9 Teaser Trailer - Trailer Addict（MNUのスタッフであった主人公が謎の液体を浴びてしまい、とんでもないことに巻き込まれていくことが明らかに）

District 9 Clip Arrival - Trailer Addict（本編映像の一部。巨大な宇宙船が到来し、その中へ強行突入した人類が見たものとは？）

District 9 First Look - Trailer Addict（これまでの予告編では未公開だったシーンが多いバージョン）