Googleがストリートビューや検索機能をフル活用したスマートフォン向けナビアプリ「Google Maps Navigation」を提供開始
日本でも2003年にauが開始した「EZナビウォーク」を皮切りに、携帯電話のGPS機能を利用したナビゲーションサービスが広く普及していますが、Googleがスマートフォンを本格的なカーナビとして活用できるアプリケーション「Google Maps Navigation」の提供を開始しました。
すでにiPhone向けにGoogle Mapsのストリートビューや衛星写真などと組み合わせたアプリが提供されていますが、さらに住所が分からない場合でもGoogle検索を利用して住所を確認することや音声入力および音声案内、渋滞情報などにも対応しており、これまでのナビとは一線を画した圧倒的な情報量を得ることができる、非常に利便性の高いものとなっています。
ムービーによる解説や詳細は以下から。
Official Google Mobile Blog: Announcing Google Maps Navigation for Android 2.0
Googleの公式ブログによると、本日発表されたモトローラの「Droid」をはじめとした、Googleの携帯電話向けOS「Android」の最新バージョンにあたる「Android2.0」を採用したスマートフォン向けのアプリケーションとして、「Google Maps Navigation」のベータ版を無料で提供開始するそうです。
「Google Maps Navigation」はスマートフォンに搭載されたGPSと連動してナビゲーションを行うアプリケーションで、「Google Maps」の衛星写真やストリートビュー、最新の道路データを利用することや、住所が分からない場合でも施設名などを入力するだけで住所を調べ出すことが可能。
また、インターネット上からリアルタイムで渋滞情報を得ることで、代替ルートを構築することやルート沿いにある施設の検索などにも対応しており、音声検索や音声案内などもサポートしています。
なお、以下のリンクに実際に「Google Maps Navigation」を利用しているムービーがアップロードされています。
カーナビのように横置きして利用しているところ
YouTube - Google Maps Navigation (Beta): car dock mode
ナビゲーション画面
衛星写真を利用したナビゲーションも可能です
続いてはルート沿いにある施設を検索するムービー
YouTube - Google Maps Navigation (Beta): search along route
ハンバーガーショップや駐車場などを検索できます
最後に渋滞情報検索
YouTube - Google Maps Navigation (Beta): traffic view
このようにして渋滞情報をチェックできるようになっています。赤いところは混雑している部分
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