日本のGoogleストリートビューが高さを40センチ下げて全部再撮影へ、画像公開停止要請専用ダイヤルも開設
激しい議論をネット・リアルの双方で巻き起こしてきたGoogleの画期的な地図サービス「Googleストリートビュー」ですが、本日、その再撮影が発表されました。これまで公開済みのエリアも含め、すべてのエリアにおいてカメラの高さを40センチ下げて再撮影を行うとしています。
公開当初は「駐車中のトラックが並んでも正面を撮影できる高さ」といったものを考慮しての極めて高い高さからの撮影となっていたわけですが、塀の高さを越えて家の中をのぞき見るような感じになっていたため、「道路幅や日本の住宅事情にあわせ」て変更するとのことです。
そのほかにも「ナンバープレートの不鮮明処理」「ストリートビュー専用ダイヤル」「表札のぼかし処理のリクエスト」などが発表されています。詳細は以下から。
Google Japan Blog: ストリートビューをご利用のみなさまへ
Googleによると、カメラの高さを下げた画像の公開について、未公開のエリアでも、既に前の高さのカメラで撮影済みのものがあるため、まず撮影済みの画像を適応し、それから順次再撮影したものに切り替えていくとのこと。また、すでに公開停止依頼済みの画像に関しては、再度撮影した場合でも、画像が復活することはないとしています。
また、ナンバープレートのぼかし処理については、サービス開始時期が他国よりも早い米国および日本では、解像度の低い旧式のカメラを使っていたため、ぼかし処理を行っていなかったが、現在公開されているすべての画像に対し、ナンバープレートにぼかし処理を行ったそうです。ただし、自動認識によるものであるため、万が一漏れを発見し場合は、画像中の「問題の報告」リンクから報告すれば、Googleが手動で修正するとのこと。
さらに、ネットを使っていない場合でも画像の公開停止ができるように、ストリートビュー専用ダイヤルを開設、本日から受け付けを開始しています。番号は以下のようになっています。
ナビダイヤル 0570-01-0041 (携帯電話、PHS、海外からは 03-6415-5900)
・ 受付時間: 9:00 ~ 12:00 / 13:00 ~ 18:00 (月曜~金曜)
・ 通話料金はお住まいの市内通話料金でご利用いただけます。
・ 年末年始および土日祝日はお休みとさせていただきます。
・ より迅速で確実な、パソコンや携帯電話からのご依頼方法もご活用ください。
さらに、表札のぼかし処理のリクエストが可能となっており、該当する画像左下にある「問題を報告」をクリックして「表札」を選択して、ぼかしを加えたい表札を選んで送信を押せばOKだそうです。なお、本人の意思を尊重するために、自分の自宅を申請した場合のみの対応になるそうです。
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