NVIDIAが1万円以下で高性能なモバイル端末を実現できるプラットフォームを発表、HD動画も再生可能に
グラフィックボード「GeForce」シリーズなどでおなじみのNVIDIAが、1万円以下でブラウジングやHD動画の再生などを楽しむことができる高性能なモバイルインターネットデバイス(MID)を実現できるプラットフォームを発表しました。
詳細は以下の通り。
NVIDIA Enables The World's First $99 HD Mobile Internet Device
このリリースによると、NVIDIAは常にインターネットに接続してSNSやYouTubeなどを利用しつつ、HD動画の再生などを楽しみたいというユーザーのために、新たなプラットフォームを発表したそうです。
これは以前GIGAZINEでもお伝えしたスマートフォンなどの小型携帯機器などで長時間のオーディオ再生やHDビデオ再生などを可能にするプロセッサ「Tegra」をベースにしており、ウェブサイトのブラウジングやHD動画の再生などを快適に行うことができるモバイルインターネットデバイスをおよそ99ドル(約9100円)で実現できるというもので、OSにはMicrosoft Windows Embedded CEを採用。
また、低消費電力を実現することで一度の充電で数日間利用可能となっているほか、Wi-Fi接続や第三世代携帯電話ネットワークへの接続もサポートしているとのこと。
なお、ブラウザやアプリケーションビューア、ウェブメールクライアント、ソフトウェア開発キットなどを含めたソフトウェアソリューションも提供されており、すでに受託生産を手がけるメーカーであるICDがこのプラットフォームを用いたデバイスのサポートを発表しています。
・関連記事
2万円以下で長時間駆動を実現する低価格ミニノートが登場へ - GIGAZINE
ついに低価格ミニノートで3Dゲームやハイビジョン動画の再生が可能に - GIGAZINE
端末価格高騰の救世主?Googleの「Android」携帯電話はiPhoneよりも製造原価が低い - GIGAZINE
NECが携帯電話の開発費を劇的に削減、年間開発機種数を2倍に引き上げ - GIGAZINE
・関連コンテンツ