世界的人気アニメの18禁同人マンガが児童ポルノであると最高裁が認定、作者に有罪判決
ある男性がインターネット上に公開した世界的に有名なアニメ作品の18禁同人マンガが、最高裁判所によって児童ポルノであると認定され、有罪判決が下ったそうです。
今月末に開催される世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット75」を前にして、なにやらとんでもない話になっていますが、いったいどういうことなのでしょうか。
詳細は以下の通り。
Simpsons cartoon rip-off is child porn - judge - New Zealand's source for entertainment news, gossip & music, movie & book reviews on Stuff.co.nz
この記事によると、オーストラリアの最高裁判所は世界的に有名なアニメ作品「ザ・シンプソンズ(The Simpsons)」に登場するシンプソン一家の長男バート(10歳)、長女のリサ(8歳)そして次女で乳児のマギーが性的な行為に参加するという内容のマンガをインターネット上に公開した男性に対して、マンガが児童ポルノと認定した上で有罪判決を下したそうです。
裁判において被告は「ザ・シンプソンズ」のキャラクターは正確に人間の形をしておらず、公開したマンガは児童ポルノに該当しないのではないかと主張しましたが、裁判官は「ザ・シンプソンズ」のキャラクターが4本指で顔の形状などが人間とかけ離れているとはいえ、キャラクターを人間であるとみなした上で、児童ポルノであると判断したとのこと。
なお、このような判断が行われた理由として、児童ポルノを禁止する法律の目的が「実際の子どもの性的虐待や性的搾取を題材にしたポルノを無くすためである」とした上で、そのような需要を喚起する可能性があるマンガなどを含んだ創作を思いとどまらせる意味合いも含まれていると裁判官は述べているそうです。
ちなみに有罪判決が下された被告ですが、3000オーストラリアドル(約18万円)の罰金と2年間の試験観察が課せられたとしています。
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