記録型Blu-rayドライブが今のDVDドライブ程度まで値下がりする時期が明らかに
今月になって初めてDVDレコーダーを上回る販売台数となったほか、アニメや映画といったコンテンツが続々とBlu-rayソフト化されるなど、ようやく普及の兆しが見えてきたBlu-rayですが、パソコン向けの記録型ドライブが今の記録型DVDドライブ程度にまで値下がりする時期が明らかになりました。
パソコンで手軽にBlu-rayディスクの再生を楽しみたいというユーザーや、いざという時のために光学メディアに大容量データをバックアップしたいけれども、DVDにひたすら焼き続けるのは勘弁して欲しいというユーザーなどに朗報かもしれません。
詳細は以下の通り。
Blu-ray Disc Combo drives to go mainstream in 2009, BD burners in 2011, says Lite-On IT
この記事によると、電子機器の受託生産や光学ドライブなどを手がけるLITE-ONが、2009年にBlu-rayのコンボドライブ(BD再生専用+記録型DVDドライブ)がパソコン向けのドライブとして主流となる見通しを示したそうです。
これは世界的な景況感の悪化にもかかわらず、Blu-rayの再生専用ドライブやコンボドライブ、記録型ドライブが2007年に70万台出荷されたのに対して、2008年は前半だけで170万台に達したことを受けてのこと。
また、Blu-rayのコンボドライブの価格は2009年に100~200ドル(約9560~1万9100円)を推移するとみられていますが、2011年には記録型ドライブが50~100ドル(約4800~9560円)を推移すると予測されるとしています。つまり現在の記録型DVDドライブと同水準の価格にまで下がるには、あと3年ほどかかるということなのでしょうか。
なお、PC用ではなくテレビに接続するタイプのBlu-rayプレーヤーはPC用よりも大幅な伸びを見せており、2010年には2200万台に達すると予測されているそうです。
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