人の血を吸う吸血蛾がロシアで発見される
血を吸う虫で有名なものというと蚊を思い浮かべる人が多いと思いますが、蛾の中にも人の血を吸うタイプのものがロシアで発見されたそうです。
昆虫学者によると、フルーツだけを食べていた蛾が進化したのではないかと考えていて、どれぐらいの数の吸血蛾が生息しているのかは不明とのこと。蚊よりもかなり大きい体なので、その分血を吸われた時の嫌な気分も増しそうです。
詳細は以下から。
蛾が指の血を吸っているときに撮影された写真
フィンランドでは以前にもCalyptra thalictriという血を吸うようになった蛾が発見されているのですが、今回発見された蛾はCalyptra thalictriとは違う進化をしているとフロリダ大学の昆虫学者Jennifer Zaspelさんは述べています。
しかし、外見上の差がほとんど見られないため、ロシアの吸血蛾のDNAとの比較分析を来年の1月に行う予定とのこと。果物を食べる蛾が血を吸うようになったのだとすれば、蛾がどのような過程で吸血するようになったのか調べる手がかりになるとZaspelさんは話しています。
以下のリンクから吸血蛾のムービーも見られます。
Vampire Moth Discovered -- Evolution at Work
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