オーストラリアにはポップコーンの味がする蛾がいる
姿はチョウと似ているのにネガティブなイメージの多い蛾ですが、オーストラリアのボゴング蛾は食べるとポップコーンの味がするそうです。
できれば一生食べる機会がないよう願いたいですが、原形を保っていなければ気づかないままおいしく食べられるかもしれません。
詳細は以下からMoth-flavoured pancake, anyone - Telegraph
フランス人シェフJean-Paul Bruneteau氏はオーストラリア大陸の先住民アボリジニが食べるブッシュ・タッカー(自然食材を使う料理)についての本を書くための研究中に初めてこのボゴング蛾を食べたそうです。彼によるとボゴング蛾は「ヘーゼルナッツみたいで、ポップコーンの味がする」とのこと。
調理方法としては、羽を取った後にキャノーラ油につけて、オーブンに3分間入れることをBruneteau氏はすすめています。また、オーストラリア海軍にいたことのある別のシェフによると、コーヒーブレンダーに蛾を入れて粉々に粉砕した後、オムレツやホットケーキ・クレープなどに振りかけてもいいようです。
しかし、以前ボゴング蛾を好んで食べていたMartyn Robinson氏は、殺虫剤のかかった農作物を食べることでボゴング蛾にヒ素が多く含まれるようになったことを発見してから食べる意欲が消えたそうで、3オンス(約85グラム)のボゴング蛾にビッグマックの3倍の脂質があることも警告しています。
他にも、アボリジニが食べるブッシュ・タッカーには、レモネードの味のするアリなどいろいろ変わった食べ物があるようです。
究極のグルメ?ブッシュ・タッカー 虫編
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