無職の父に結婚させられた8歳の少女が離縁を勝ち取る
アラビア半島にあるイエメン共和国の法廷で、職を失った父によって無理矢理結婚を強要された8歳の少女(上記画像)が離縁を勝ち取りました。
「離縁できたことは嬉しい。学校に戻ることも出来る」と少女は述べているそうです。
詳細は以下から。Eight-year-old wife wins divorce The Daily Telegraph
For the first time in Yemen - 8-year-old girl asks for divorce in court - front - Yemen Times
少女は元夫であるFaez Ali Thameur氏によって暴行を受けていると、1人で法廷に申し立てに行ったそうです。イエメンの法律では未成年である少女は起訴することが出来ないのですが、事情を聞いた裁判官は少女の父親とThameur氏を逮捕する命令を出しました。
Thameur氏は少女と少女の親の承諾を得て結婚したそうですが、暴行については否定しています。しかし、離婚の申し立てについては承諾をしました。
イエメン共和国では昔は15歳になるまで結婚が出来ないという法律があったのですが、1998年に15歳以下でも親は婚約させることが出来ると改定されました。「Thameurさんは婚約をして18歳まで親の元にいるよう頼んできた。でも婚約に同意した一週間後に、私の両親は彼と一緒に生活するように言ってきた」と少女は話しています。
元夫から暴行を受けたことで、少女は離婚をしたい旨を両親やおばに伝えたのですが、「自分たちには何も出来ない。不満があるなら1人で訴訟を起こすしかない」と告げられたそうです。現在少女は母方のおじの元で保護されており、父親に会うことは望んでいません。
イエメンでは貧困などによる理由から女性の52%が15歳以下で結婚しているそうで、早婚化が深刻な状況になっているようです。
・関連記事
オンラインの不倫相手が実はリアルの結婚相手だった - GIGAZINE
男性が女性と言い争った時の勝率グラフ - GIGAZINE
普通ではない衣装で撮影された結婚写真 - GIGAZINE
いろいろな意味で思い出に残りまくる結婚式の写真あれこれ - GIGAZINE
社会人の9割は結婚願望があるが、付き合っている異性がいるのは4割 - GIGAZINE
・関連コンテンツ