ビクター、大手メーカーで初めて国内のテレビ事業から撤退へ
日本経済新聞社の報道によると、国内での収益環境悪化を理由に、ビクターが液晶テレビ「EXE(エグゼ)」の国内販売を終えるそうです。国内大手テレビメーカーの国内市場からの撤退は初めてのことで、今後は海外市場に注力するとのこと。
ビクターは現在高画質液晶テレビの主流となっている、残像感を飛躍的に低減させた「倍速液晶」技術を開発したメーカーですが、苦戦を強いられていた模様。
詳細は以下から。
ビクター、国内テレビ事業撤退・欧米に経営資源集中
この記事によると、薄型テレビで国内6位のビクターは今年の夏をめどに国内向けテレビの生産、販売から撤退する方針を固めたそうです。なお、海外では生産、販売を続けるとのこと。
これは日本市場では大手メーカーを中心として10社以上が競っていることや、人口減などを背景とした過当競争が発生した結果、急激に価格が下落したことで、採算の改善が困難であると判断したからだとしています。
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