PDFファイルを非破壊でダークモードに変換できる「Veil」で実際にPDFを変換してみた

ダークモードは画面の背景を黒やグレーで表示する事で画面の明るさを軽減できますが、ウェブサイトやソフトウェアにダークテーマが備わっている場合にしか適用できません。オープンソースで無料かつ登録不要のソフトウェア「Veil」は、PDF文書を破壊せずにダークモードに変換でき、オフラインでも動作させることができます。
veil - Dark mode PDFs without destroying your images
https://veil.simoneamico.com/
PDFをダークモードに変換するには、まずVeilにアクセスして「Start reading」をクリック。

変換したいファイルをドラッグ&ドロップするか、画面上をクリックしてPC上のファイルを選択します。

PDFファイルを選択して「開く」をクリック。

文書がダークモードに変換されました。以下は、左が元のPDFファイル、右が変換後のPDFファイル。画像はそのままに背景はブラックになり、黄色いデザインの部分はより暗い色になっています。また、元から暗いデザインになっているページは変換されずそのままになります。

Veil上のビューアでは、「Toggle dark mode」のボタンをクリックすることでダークモードを切り替えることができます。

また、「Export dark PDF」をクリックして変換後のPDFをダウンロード可能。

ダウンロードしたPDFファイルはファイル名の末尾に「-dark」とついていました。また、ファイルサイズは約2倍まで大きくなっています。

ダウンロードしたダークモード変換後のPDFファイルを開いてみました。背景とテキストは白黒反転していますが画像は保持されているほか、リンクも維持されています。テキストのOCR処理も適用されていて、内容を崩すことなくダークモードへの非破壊変換に成功していました。

さらに、VeilはPC上にインストールすることでオフラインでも動作するため、重要なファイルのセキュリティが気になる場合でも問題なく使用可能。Veilはオープンソースソフトウェアで、GitHubからダウンロードできます。
GitHub - simoneamico-ux-dev/veil: Dark mode PDFs without destroying your images. · GitHub
https://github.com/simoneamico-ux-dev/veil

ソーシャルニュースサイトのHacker NewsにVeilの作者が投稿し、ユーザーからの質問に回答しています。「画像を抽出して反転させることは検討しましたか?」という質問には、Veil作者は「そのアプローチは最初に考えました。最初は軽量な画像認識AIであるYOLO nanoを使って画像を分類して反転するかどうか決める仕組みを考えていましたが、PDFは『どこに画像があるか』を最初からデータとして持っていることに気付いたため、AIによる分類はウェブサイトでは有効ですがPDFでは不要でした。ただし、図形のようなベクター画像はPDF内部でテキストと区別がつかないことがあり、テキストと一緒に反転されしまうケースもあります。これはこの方法の正直な限界です」と説明しています。また、「ほとんどのダークモード化ツールはPDFの画像を破損させてしまうので、Veilは問題を解決してくれました。ローカルで動作する点も良いです」という感想には、作者は「実際に問題を解決できたと聞いてとてもうれしいです。ローカルで実行することはプライバシーでも重要ですが、以前にネットワークが不安定な工場で働いていた経験からも来ています。その習慣が評価されているというのはとてもうれしく思います」と語りました。
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