1981年に作られた世界初の持ち歩けるコンピュータ「Osborne 1」
いわゆるポータブルコンピュータに属する世界初の製品、それが「Osborne 1」です。1981年4月に発売され、価格は1795ドル(約20万円)、そして重さは24.5ポンド(約11キログラム)です。国立アメリカ歴史博物館にも展示されており、かなり有名らしい。
さらなる詳細なCPUやメモリなどのスペックは以下の通り。
the new shelton wet/dry
Osborne 1 computer
osborne1
CPUは4.0MHz、メモリは64キロバイト、5インチモニターを搭載しています。
持ち歩くとミシンみたいな感じ
中身はこうなっており、かなり先進的
ちなみに「オズボーン効果」という言葉の語源になったのがこのコンピュータを作ったオズボーンその人で、この機種が発売されて売上がよかったので、さらに高性能な次世代機が出ることをアナウンス、結果として次の機種の販売を客が待つようになって買い控えが起き、現行製品が販売不振になったそうです。それにあやかって、新製品の発表が早すぎるために顧客の買い控えが起きる現象を「オズボーン効果」と呼ぶことになったそうです。
以下のページにはさらなる詳細が書かれています。なかなか面白い。
ECONOMICS, TECHNOLOGY & MEDIA: スティーブ・ジョブズ≠アダム・オズボーン??
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