メモ

地上デジタルHDTV放送をキレイに見る6つの方法


地上デジタルHDTV放送対応テレビを買ってきたのに、なんだか思っているほどキレイじゃないな~という場合のトラブルシューティングです。

結論から言うと、いまだ地上デジタルHDTV放送は未成熟なのでもうちょっと様子見した方がいいわけですが、そうは言ってられないという人もいると思いますので、以下、ちょっとした参考に。
Popular Mechanics - Troubleshoot Your HDTV

[1]:モスキートノイズ
登場人物などが素早く動くシーンになると周囲に発生するのがモスキートノイズ。これはデジタルテレビ信号の圧縮方式の問題。原因は放送通信業者の側にありますので、特に何か対策しなくとも大丈夫。ここ数年で圧縮方式は進歩しており、劇的にモスキートノイズについては減少しているそうです。それでもなお気になる場合には、「Algolith Mosquito HDMI」というのを使えばノイズをなくすことができるそうです。ただしお値段は2995ドル、約34万円。

[2]:人物の肌の色が変に見える
肌の色が不自然に見える場合があります。輝度、コントラスト、色温度などなどがおかしいことが原因。これを解決するには画面に映っている「ホワイト」の部分に注目します。ホワイトの部分が青みがかっていたり、全体的に冷たい印象の色になってしまっている場合は、出荷時設定がおかしいためです。というのも、出荷時設定では家電量販店のショールームや展示スペースでキレイに見えるように最適化されているため。解決するにはそのテレビの説明書に書いてあるメニューから、違う色の組み合わせに変えるだけ。ムービー用設定とか自然な色に見せる設定とか、いろいろ最初から設定があります。あるいは、画面のキャリブレーション(色合わせ)を行う専用の機器を買ってくればOK。

[3]:人物やモノの周囲に妙なオーラが見える
潜在的な原因として考えられるのは主に2つ。1つは画面の設定であまりにもシャープが強すぎる場合。あるいはそのテレビ特有の設定でエッジを強化している場合。この問題を解消するには、画質の調整でシャープネスなどを変更し、妙なオーラが見えないようにするだけ。テレビ自体の機能として搭載されており、調整不能な場合にはサービスセンターに相談すると専門の技術者を派遣してくれて、エッジ強化設定を解除してもらえる場合もあるそうです。

[4]:暗い部分へ何かがずりずりとはい回っている感じに見える
古い方の液晶テレビやプラズマテレビ、プロジェクターなどで時々見られる現象だそうです。輪郭が崩れて溶け出す感じに見えるというヤツです。解決法としては、大手企業はほとんど大部分がこの問題に既に対応したものを発売しており、これはテレビ機器メーカー側が原因なので、言えば交換してもらえたりするらしい。その場合には同じビデオソースを使って、自分の方では崩れて見えるが、店頭の別のものでは崩れてはいないというような説明をすればいいらしい。

[5]:色が壊れた、いくつかのピクセルになったり戻ったりを繰り返す
ローレベルでデジタルビデオ信号が欠落しているのが原因。テレビ機器側の力で修復されたり修復できなかったりを繰り返すわけです。解決するにはまず信号の強度をチェック。十分に信号が強ければ壊れません。信号を増幅する機器を購入してセットすれば解決することもあるそうです。

[6]:HDTV放送はキレイに見えるが、そうではない放送がキレイじゃない
デジタル放送と銘打っている番組はともかく、そうではない従来のテレビ信号で行われている放送が買い換える前よりも汚く見えるというもの。HDTVは720から1080ラインなのに、それより下の480ラインがキレイに見えないわけです。これを解決するには、まだ地上デジタルHDTV放送対応テレビを購入していないのであれば、買わないこと。というのも、既存のHDTV対応テレビはアップコンバータが搭載されていないためだそうです。Lumagenのアップコンバータなどを導入すれば解決できるそうです。安いものだと999ドル、約11万円。

つまり、もうちょっと待った方がいいということかも知れません。


こういう話も日本ではあるぐらいなので。

スラッシュドット ジャパン | 地上デジタル放送は画質が良いか、良くないか?

・参考記事
GIGAZINE - HDの画質とDVDの画質を比較してみる

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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