レビュー

アニメで地球レベルの雨雲の様子を観察でき、台風の動きも手に取るようにわかる「Forecast」


台風のシーズンや大雨、大雪が予想される時、また海外旅行に行くときなど天気の動きと予報が気になることはよくあるものです。いまやスマートフォンのアプリでも雲の動きを見ることができるアプリがいろいろとリリースされていますが、PCやスマートフォンのブラウザ上で地球全体レベルの雨雲の動きを観察したり、前後7日間の天気の動きや予報を確認できるサイトが「Forecast」です。

Forecast
http://forecast.io


Forecastはアカウント登録などの必要なしで利用できるサイトとなっています。初回アクセス時には、現在位置情報を提供するかどうかを尋ねてくるので「許可」をクリック。なお、必ずとも許可する必要はないので、プライバシーが気になる人は「許可しない」や「今回は無視する」を選んでもOKです。


Forecastのトップページが表示されました。画面には、アジア地域を中心とした地球のマップと、現在の気候と気温、そして1時間後・1日後・1週間後の予報が英語で書かれています。


よく見ると、気温の表示がカ氏表示になっているため、ものすごい気温が表示されています。画面右上に単位の切り替えボタンがあるのでクリック。


セ氏での温度表示に変更することができました。


画面上部には、IPアドレスなどから割り出されたおおよその位置が表示されており、この地点の天候や気温が表示されています。ここには自分で地名を入力することも可能なので、気になる場所の天候を調べることもできます。


ためしに「Paris」と入力してEnterを叩くと、フランス・パリの天候とヨーロッパを中心としたマップが表示されました。


また、地名はよく使うものを登録しておくことも可能。初期状態ではアメリカ・ニューヨークとイギリス・ロンドン、オーストラリア・シドニーが登録されています。「ADD」や「EDIT」をクリックすると、自分のお気に入りの場所を登録可能です。


このように、登録したい地点を表示させた状態で「ADD」をクリックすると……


希望の地点名がバー部分に追加されました。


画面左には、選択した地域を含む地球全体の様子を示したマップが表示され、右の「RIGHT NOW」部分に現在の天気と気温、そして体感気温が「Feels Like」のところに表示されています。その下には「NEXT HOUR(1時間後)」「NEXT 24 HOURS(24時間後)」「NEXT 7 DAYS(7日後)」と、それぞれのタイミングでの予報が表示されていました。


「NEXT HOUR(1時間後)」には「雨と風」、「NEXT 24 HOURS(24時間後)」には「一日を通して雨と風」そして「NEXT 7 DAYS(7日後)」には「今日から月曜まで雨、木曜日には気温が36度に上がる」と表示されていました。


なお、マップは初期状態では「Global」が選択されていますが、「Local」を選んでズームアップすることも可能です。2015年7月16日の20時頃は台風11号が中部・四国・近畿地方に大接近していたタイミングなので、画面が大変なことになっています。


さらに場所によっては「Regional」を選んで、「Global」と「Local」の中間マップを見ることも可能になっています。


そして、この「Forecast」のメインともいえる機能が、アニメーションで雨雲の動きを再現する機能です。マップ下部の「CLICK TO LOAD ANIMATION」か右上の再生アイコンをクリックすると、現在時刻から前後一週間分の降水量の変化が地図上にアニメーションで再生されます。地図上に表示される青・赤・黄のモヤモヤが雨の降っている地点で、中でも黄色が特に降水量の多い地点のようです。


実際にアニメを表示させてみた様子は以下のムービーで見てみることができます。

「Forecast.io」で地球レベルの雨雲の動きをアニメ表示させてみた - YouTube


マップの下には、7日間の天気予報と予想気温が1日ずつ表示されています。


画面右にある「+」アイコンをクリックすると、その日ごとの詳細を確認することが可能です。


週間天気予報の下には、今後24時間の気温と降水量を予報するグラフが表示されています。さらに詳細なグラフを見たい場合は、文中の「detailed forecast graphs」をクリックすると……


詳細な予報グラフが表示されました。画面上部のタブを選択すると、気温・降水量・風力・湿度・気圧を切り替えて表示させることが可能です。


◆Forecatsは自サイトへの埋め込みも可能
多数のリクエストが寄せられたことから、埋め込み版Forecastの機能がリリースされています。

Forecast Blog: Forecast Embeds

サイトに埋め込んだガジェットのイメージはこんな感じ。左上には地名が表示され、画面下部には現在の天候と週間天気予報が表示されています。


実際に埋め込んでみた様子はこんな感じ。表示項目以外は透過色が設定されているので、サイトの背景がそのまま表示されています。今回の埋め込みの際にはwidth属性を「560」(ピクセル)に指定し、地点名を「大阪駅」、緯度を「34.701260」に、経度を「135.496273」に設定しています。緯度と経度はGoogleマップなどでも調べられるほか、itouchmapを使って簡単に調べることも可能です。


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in レビュー,   ソフトウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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