Gmailでメールの「送信取り消し」が可能に、メールの誤送信も最大30秒まで取り消し可能
Googleの無料で使えるメールサービス「Gmail」に、新たに「送信後のメールを相手に届く前に取り消す」という機能が実装されました。送信の取り消しが可能なのは送信後最大30秒までですが、メールの本文を書いている途中に誤って送信、などのメールの誤送信を防げるようになります。
Google Apps update alerts: Undo Send for Gmail on the web
http://googleappsupdates.blogspot.co.uk/2015/06/undo-send-for-gmail-on-web.html
Gmailに新たに実装された「送信取り消し」機能はデフォルトでは無効化されているので、使用したい場合は手動で有効にする必要があります。
設定画面を開くには画面右上の歯車アイコンをクリックして「設定」をクリック。
設定画面の「全般」の中に、「送信取り消し」という項目が追加されています。
送信取り消し機能を有効にしたい場合は赤枠部分のチェックボックスをクリック。
そして、取り消せる時間を5~30秒の間で設定。デフォルトでは10秒になっています。
最後に画面最下部の「変更を保存」をクリックすれば送信取り消し機能が使えるようになります。
というわけでさっそく「作成」をクリックして……
メールを作成してみます。メールを作成したら「送信」をクリック。ここまではこれまでのGmailと何も変わりありません。
しかし、送信取り消し機能を有効化するとGmailの画面中央最上部に「送信中…キャンセル」という表示が現れ……
送信完了後もこんな感じの表示が「取り消せる時間」として設定した時間だけ表示されます。
というわけで「取消」をクリック。
すると送信が取り消しになり……
メール送信前の状態に戻されます。
この送信取り消し機能は、「送信」をクリックしたあとに「取り消せる時間」として設定した時間が経過するとメールを送信するという仕組みになっている模様。つまり、「メッセージを送信しました」と表示された段階ではまだメールの送信を予約しただけであり、送信自体は取り消しが不可能になってから行われているというわけ。
なお、Googleでは2008年の時点で「送信取り消し」機能について取り組んでおり、2009年にはGmailの新機能を実験的にテストする場である「Gmail Labs」に送信取り消し機能を導入していました。
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