乗り物

収納たっぷり子どもも乗せられ体格を問わず運転できるハンドメイド自転車「Haul-a-Day」


自動車を使わずサイクリングすることは、誰にでもできる「エコ」な行動ですが、小さな子どものいるお父さんが大きな荷物を積んで移動するとなれば当然、自転車では無理で自動車を使うことになるのが普通です。しかし、自動車に頼らずとも大量の荷物や3人の子どもでも乗せることができる、軽量で大きさを調整可能なハンドメイドの自転車が「Haul-a-Day」です。

Haul-a-Day
https://www.kickstarter.com/projects/greengear/haul-a-day-the-strong-and-light-cargo-bike-built-f?ref=category

このムービーを見ればHaul-a-Dayの収納力が一発で分かります。


自転車ブランド「Bike Friday」のハナ・ショルツさん。


彼女の自信作はこの自転車「Haul-a-Day」


Haul-a-Dayは荷台に人を乗せたり……


大量の荷物を運んだりできます。前を走る男性はなんと子どもを3人も乗せています。


荷物を載せた状態で爆走する男性。Haul-a-Dayは20インチのホイール採用で8速変速機付のモデルもあり、走行スピードはなかなかのもの。


一般的な自転車よりも軽いHaul-a-Dayは重さが32ポンド(約14.5kg)。フレームの長さやハンドルの高さを調整可能で、身長135センチメートルの子どもから身長195センチメートルの大柄な人まで対応できるとのこと。


細いパイプフレームがリアタイヤを覆うように取り付けられており、荷台には大量の荷物を載せたりハンドルバーを付けて子どもを乗せたりできます。


ハナさんのお父さんのアランさんは大の自転車好き。


これは自転車の荷台に乗せられたハナさん姉妹。ショルツ家にはアメリカでは非常に珍しいことに自動車はなく、すべての移動は自転車だったとのこと。


アランさん(左)は自転車好きが高じて兄弟のハンツさんと共同で自転車メーカー「Green Gear」を設立。一族総出で自転車を作ってきました。


そして、Green Gearを引き継いだハナさんが現在の社長。新たに立ち上げた社内ブランドがBike Fridayで……


Bike Fridayの自信作がHaul-a-Dayというわけです。


Haul-a-Dayは、アランさんが友人のためにたくさんの荷物が積めて子どもを乗せることもできる軽量の自転車を製作したところ、その自転車がブログで紹介されるやいなやたちまち人気になったのが始まり。


Haul-a-Dayでサイクリングを楽しむカップル


荷物を積みまくっている男性


この男性は荷台にキャリアカートを接続して大きな荷物を運んでいます。


Haul-a-Dayは子どもでもペダルをこぐことが可能。


なんと、野外の映画上映会の発電機としても利用されている様子。


オーダーメードで作られるHaul-a-Dayはカーフリー(クルマ要らず)を実現する自転車というわけです。


Bike Fridayはまさに家内制手工業。


Haul-a-Dayは一台一台すべて手作業で製造されます。中国などの生産コストの低い国で作られる自転車が多い中で、Bike Fridayが一貫してアメリカ・オレゴン州での製造にこだわっているのは、自転車乗りの意見を即座に製品作りに活用できるからとのこと。


なお、社長を退いたアランさんもバリバリの現役で、スタッフに職人技を伝授しています。


大量の荷物や子どもを乗せられる自転車Haul-a-Dayは、目標金額を4万5000ドル(約532万円)に設定してクラウドファンディングサイトKickstarterで出資を募集したところ、わずか28時間で目標額を達成。現在は、新しくスタッフを4~5人雇い入れ、2015年に1000台のHaul-a-Dayを製造するべく目標金額を10万ドル(約1180万円)に定めているとのこと。


Haul-a-Dayプロジェクトでは、899ドル(約10万6000円)の出資でHaul-a-Dayを1台分のフレーム+タイヤのDIYキットをゲットでき、1299ドル(15万4000円)ではブレーキ・サドル・ペダル・8段変速ギア・荷台用特製バッグなどがセットになったHaul-a-Dayフルセットをゲットできます。


Haul-a-Dayプロジェクトへの出資期限は、日本時間の2014年12月21日午後5時2分までとなっています。

Haul-a-Day - The strong & light cargo bike built for sharing by Bike Friday — Kickstarter


・おまけ
なお、Kickstarterプロジェクトで使用したムービーは、Haul-a-Dayを使って自家発電した電力を利用して撮影されています。

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in 乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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