家電各社が続々と参入した3Dテレビ、値下がり続くも販売ペースは「息切れ」状態に


今年4月にパナソニックが国内初となる3Dテレビ「3D VIERA」を発売して以来、ソニーやシャープなどが続々と3Dテレビ市場に参入していますが、販売ペースが「息切れ」状態に陥っていることが明らかになりました。

すでに10万円台まで値下がりしている3Dテレビですが、まだまだ普及への道は遠いようです。

詳細は以下から。
LEDテレビ好調、販売台数比4割超 3Dは「すでに息切れ」 (2/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

産経新聞社の報道によると、液晶テレビの国内市場でLEDをバックライトに採用した機種の販売台数比率が4割を超えたことが市場調査会社の「BCN」が行った調査から明らかになったそうです。

LEDバックライトを採用したモデルの販売台数比率は2010年1月には市場全体の2.5%でしたが、8月には43.3%に達しており、年内には半数を超える見込みであるとされています。

なお、LEDバックライトを採用しているモデルが好調な販売を記録する反面、4月から発売された3Dテレビのシェアはテレビ全体の1.4%にとどまっており、販売ペースは「いったん立ち上がったが、すでに息切れ状態」であるとBCNの道越一郎エグゼクティブアナリストは述べています。

しかし、3Dメガネなどを別売りにすることで本体価格を安価に抑え、将来の3D需要にも対応可能なソニーの「3D BRAVIA KDL-40HX800」などのテレビは徐々に普及しているとされており、エコポイント制度終了後を見越して、とりあえず3Dに対応した機種を買おうとする層も多いとのこと。

BCNがまとめた薄型テレビ全体の販売台数と販売金額の前年同月比、そして平均単価のグラフ。販売台数・販売金額の伸びが著しい昨年と比べて、今年は平均単価の下落が著しく、販売金額の伸びも芳しくありませんが、薄型テレビの販売台数自体は伸び続けていることが分かります。


ちなみに現在、3Dテレビの普及ペースが芳しくないのは、本体価格の問題だけでなく、大半の3Dテレビが専用メガネを必要とするなど、一般的なユーザーが3D対応機器へ移行する際にハードルがあるのに加えて、さらに3D映像ソフトや3D放送などのコンテンツが圧倒的に不足していることが原因であると考えられます。

しかし年内に東芝から発売されるとみられる「裸眼3D対応テレビ」や任天堂の「ニンテンドー3DS」、シャープが発売を予定している「3Dスマートフォン」などが登場し、より3D対応機器が身近になることで3Dコンテンツが数多く産み出されるようになるのであれば、今後3Dテレビを取り巻く状況は大きく変わってくるのかもしれません。

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