AppleはMetaやGoogleに依然として優秀なAI研究者を引き抜かれている

自社AIシステムを外注するというAppleの決定に従業員が不満を抱き、同社から人材の流出が相次いでいるとBloombergが報じました。2026年1月前後だけでも4人の著名な人員がGoogleのAI研究企業DeepMindやMetaに移籍しているとのことです。
Apple Faces AI Talent Exodus as Top Siri Leader Joins Google DeepMind - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-01-30/apple-loses-more-ai-researchers-and-a-siri-executive-in-latest-departures
Some AI researchers left Apple but Siri's big upgrade moves on
https://appleinsider.com/articles/26/01/30/some-ai-researchers-have-left-apple-but-that-wont-affect-siris-big-upgrade
匿名の関係者がBloombergに語ったところによると、Appleは自社AIアシスタント「Siri」開発の最高幹部に加え、少なくとも4人のAI研究者を失ったとのこと。
関係者は、Appleのユー・ハオシュアン氏とワン・バイリン氏がMetaに移籍し、ワン・ジルイ氏はDeepMindに加わってAppleの新機能を支えるコアAIモデルの構築支援に携わり始めたと伝えています。また、ヤン・インフェイ氏はAppleを退職して新会社を設立する予定とのことです。
これらの動きと並行して、Siriの上級幹部だったスチュアート・バウアーズ氏がAppleを離れGoogleに移籍し、Geminiの開発に携わり始めたとも伝えられています。バウアーズ氏はかつてAppleが失敗した自動運転車プロジェクトのトップリーダーを務めていた人物で、その後はSiri開発に携わり、ユーザーへの応答方法を理解する能力の開発に従事していました。

Bloombergは「これらの離職はAppleのAI部門内の混乱を浮き彫りにしている。同社はAI競争で他社に遅れを取っており、一部の技術をGoogleに外注する決定が従業員の不満を招いている。ここ数カ月、同社は特にAI分野において人材の流出に悩まされている」と伝えました。
Appleは2024年にパーソナルAIの「Apple Intelligence」を発表してAI競争に加わりましたが、他社のように独自モデルの開発では成果が出ず、ライバルのGoogleに力を借りるという衝撃の展開を見せました。
AppleがGoogleのGeminiを使う複数年契約を締結、イーロン・マスクは「不当な権利の集中」と非難 - GIGAZINE

この契約により、Geminiを基盤とした次世代Apple Intelligenceが開発されるほか、2026年中に登場予定の次世代SiriにもGeminiが搭載されることとなります。
一方、Apple社内の多くの業務はAnthropicによって支えられているとの指摘もあります。Bloombergのマーク・ガーマン記者によると、Siriに関してはGeminiと提携しているものの、社内サーバー上ではClaudeのカスタムバージョンを稼働させていて、業務に活用しているとのこと。ガーマン氏は「もともとAppleはAnthropicのClaudeをSiriの構築に使うつもりだったが、Anthropicが多額の手数料を要求したため破談になった」と伝えました。
Bloomberg's @markgurman says that even though Apple partnered with Google Gemini for Siri, they actually run their business on Anthropic.
— TBPN (@tbpn) January 29, 2026
"Apple runs on Anthropic at this point. Anthropic is powering a lot of the stuff Apple's doing internally in terms of product development and… pic.twitter.com/NpW0Pyj03J
記事作成時点で、AppleのAI部門は元Googleおよび元Microsoftのアマル・スブラマニヤ氏が監督しています。スブラマニヤ氏の下でAppleはSiriの新バージョンを2種類準備中。1つは個人データを活用して質問に答える短期アップデートで、もう1つはチャットボット型インターフェースを中核とする野心的な大型アップデートだとのことです。
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