「リモートワークは正式に終わり新標準は週3日出社」と人材派遣会社CEOが宣言

2020年のパンデミック以降大きく広がったリモートワークについて、人材派遣会社・ランスタッドのサンダー・ファン・ト・ノールデンデCEOが「完全に終わった」と宣言し、今後は一部の特別な人材のものになると語っています。
Only ‘very special’ workers will keep remote working, says world’s biggest talent company CEO | Fortune
https://fortune.com/2025/12/23/remote-work-dead-3-days-office-new-norm-ceo-worlds-biggest-talent-company/
週に50万人の労働者を雇用しているというランスタッドのノールデンデCEOは、ビジネス誌のFortuneに対し、完全なリモート勤務をできるのは特殊な技術スキルや専門知識を持つ一部のスタープレイヤーだけで、一般社員はオフィスのデスクに戻されることになると語りました。
実際に、Amazonをはじめとした企業ではリモートワークの解除が進んでいます。Amazonの場合、週5出社に戻すことによってオフィスのスペースが不足してしまうという事態すら発生しています。
リモートワークを廃止して週5日の強制出社に切り替えるAmazonが「オフィスのスペース不足」で出社日を延期する事態に - GIGAZINE

ただし、Amazonが主張するようなパンデミック以前の「週5日・9時~17時勤務」に戻ることもないとノールデンデ氏は考えており、銀行などが取り入れつつある「週3日~4日出社とリモートワークを組み合わせたハイブリッドモデル」が新標準になると語ったとのこと。
ノールデンデ氏の主張と同じことを、コンサルティング会社・Korn Ferryも2025年初頭に予測しています。
Korn Ferryは、ハイブリッドモデルの勤務形態が歴史的にトップ幹部のみに認められてきたものであると指摘し、特別待遇は職場内での摩擦を生む可能性はあるものの、「長年低賃金で働く従業員よりも新入社員に高い賃金が提示される」という事象と本質的には変わらないと報告しました。
アメリカでは採用が鈍化して賃上げが停滞しているとのことで、こうした柔軟な勤務形態の導入は、雇用主が本当に失いたくない人材をとどめておくための数少ない手段の1つになっているとのことです。
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in メモ, Posted by logc_nt
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