メモリ価格の急騰でRAM4GBのスマホやmicroSDカード対応スマホが復活するとの指摘

AI需要でメモリ不足が深刻化し、供給停滞は少なくとも2027年第4四半期まで続くといわれています。こうしたメモリの不足に対応するため、RAM容量4GBのスマートフォンが増加することになるとの予測が行われています。
Memory Price Surge to Persist in 1Q26; Smartphone and Notebook Brands Begin Raising Prices and Downgrading Specs, Says TrendForce
https://www.trendforce.com/presscenter/news/20251211-12831.html

Smartphone Manufacturers Could Re-Introduce 4GB RAM Devices Due To Immense Shortage, With Flagship Handsets 16GB Memory Transition Slowing Down
https://wccftech.com/dram-shortage-could-force-smartphone-manufacturers-to-re-introduce-4gb-ram-devices/
調査会社・TrendForceによると、メモリの価格はしばらく下がらず、2026年第1四半期には再び急騰すると予測されるとのこと。これに伴いメーカー各社にはコスト面で負担がかかり、製品価格の引き上げおよびスペックの見直しが求められるようになります。
TrendForceは、特にスマートフォンにおいて顕著なスペックの変化が起こり、安価なスマートフォンは2026年に4GBのメモリを搭載して販売されることになるだろうと予測しました。一方、低価格のノートPCでは、プロセッサのペアリング要件やOSの制限によりメモリ容量をすぐに削減することはできないと指摘しています。
また、中価格帯のスマートフォンでは最大12GBのメモリが搭載されるところ、今後は最大でも8GBに収まるだろうと予測されています。ハイエンドスマートフォンでも高容量メモリへのアップグレードサイクルが遅延する見込みです。

加えて、メモリ高騰による端末価格の上昇を抑えるため、本体のストレージ容量を少なくしてmicroSDカードで拡張させることでコストを節約するという案も出てきているようです。
メモリ価格は過去数カ月で3倍以上に値上がりしており、価格上昇は今後も続く見込みです。
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in ハードウェア, スマホ, Posted by log1p_kr
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