レビュー

DJIのマグネット着脱式の小型アクションカメラ「Osmo Nano」速攻フォトレビュー


ドローンやアクションカメラのメーカーであるDJIから、小型アクションカメラ「Osmo Nano」が発表されました。マグネットでカメラ本体を分離出来るモジュラーデザインで、最大4K・60fpsの映像を撮影可能というこのOSMO Nanoに一足早く触ることができたので、まずはその見た目をチェックしてみました。

DJI Osmo - 滑らかな映像 - DJI
https://www.dji.com/jp/products/osmo

OSMO Nanoの化粧箱はこんな感じ。今回DJIから送られてきたのは、128GBのスダンダードコンボです。


開けると、OSMO Nano本体と内箱が入っていました。


OSMO Nano本体が分離した状態でそれぞれ袋に入っており、マグネットでくっついています。


OSMO Nano本体を袋から取り出してみました。


保護フィルムを外してみました。左が多機能Vision Dock、右がカメラ本体です。


まずはカメラ本体をチェック。正面から見るとこんな感じ。サイズは高さ45mm×幅35mm×奥行き30mmです。


背面


天面


底面には技適マークがありました。


左側面にはボタンが1つ。


右側面には接続端子があります。


重量は実測で64gでした。


多機能Vision Dockは、サイズが高さ50mm×幅40mm×奥行き35mm。以下の画像は前面で、ほぼ全面がディスプレイになっています。ディスプレイサイズは2.0インチで、解像度は556×314ピクセルです。


背面


天面には接続端子があります。


左右にある突起を押し込むと、接続端子の両脇にある金属製の爪が動きます。


カメラの接続端子とかみ合うようになっています。


多機能Vision Dockにカメラを乗せてみました。近づけるだけでピタリと磁力でくっつくのですが、爪の部分がかみ合うことで、ずれないようにしっかりと接続され、ぐっと引っ張っても外れません。


多機能Vision Dockの底面。アタッチメントを固定できるようになっています。


左側面には固定用の爪を動かす突起と、ボタン。


右側面には突起とDJIのロゴ。


DJIのロゴが描かれている部分はフタになっており、開けると接続・充電用のUSB-Cポートと、microSDカードスロットがありました。


カメラと多機能Vision Dockを組み合わせた状態で重量を量ってみると、135gでした。


内箱には、クイックスタートガイドと安全の保証、カメラの保護ケース、磁石付きのクリップマウント「マグネティックハットクリップ」、USB-Cケーブル、磁石で固定する首下げ式マウントの「マグネティックストラップ」、吸盤付きのマウント「デュアルディレクション マグネット ボールジョイント アダプターマウント」が入っていました。


保護ケースをカメラ本体に取り付けたところ。


接続端子と固定マウントは覆われていないので、カバーをつけたまま多機能Vision Dockに接続できます。


マグネティックハットクリップは、カメラ本体を磁石と固定用マウントで接続できるクリップです。クリップ部分を帽子のつばにつけることで、頭部にカメラを固定可能。また、以下のようにカメラに角度をつける土台として使うこともできます。


マグネティックストラップは強力な磁石でカメラ本体を接続できるストラップで、首から提げることができます。


磁力はかなり強力で、ちょっとやそっとでは外れなさそうなほど。


マグネティックストラップを首から提げ、服を挟むようにカメラに固定することで、以下のように胸元にカメラを固定することができます。ただ磁石で挟むだけでなく、ストラップで首から提げているので、服の上でカメラの位置がずれにくくなっています。


マグネティックハットクリップも磁石にくっつくので、こんな感じでマグネティックストラップに固定すれば、胸元に固定しながら角度調節も可能になります。


デュアルディレクション マグネット ボールジョイント アダプターマウントは、磁力でカメラを固定してボールジョイントで自由自在に動かせるようになっているマウント。マウントの土台部分は吸盤になっています。


こんな感じで、つるつるした場所であれば、壁に貼り付けて固定することもできます。


今回は別売りのアクセサリーも送ってもらいました。これはマグネティック ヘッドバンド。


その名の通り、頭にカメラを固定できるバンド。マウントは磁石になっており、カメラがしっかりと吸着されます。額に当たる部分はクッションがついているので、装着しても痛くなることはありません。


レンズを透過する光量を減らすために使うNDフィルターセット。ハードケースに入っています。


ハードケースを開けるとこんな感じ。


フィルターは3種類。番号が大きくなるほどフィルターの色が濃くなり、より多くの光量を減らすことができます。


また、このNDフィルターセットのハードケースには、microSDカードを収納できるスペースも用意されていました。


両方向クイックリリース式折りたたみアダプターマウントはOsmo Actionシリーズアクセサリーに装着する時に使用するアクセサリーです。


Osmo Actionシリーズアクセサリーに装着できるマウント部分は折りたたみ式になっています。


実際にカメラに装着するとこんな感じ。


DJI OSMO Nanoのスペックシートが以下。

項目仕様
カメラ
センサー1/1.3インチCMOSセンサー
レンズFOV:160°
絞り:f/2.8
フォーカス範囲:0.3 m〜∞
ISO感度写真:100~12800
動画:100~12800
電子シャッター速度写真:1/8000秒~30秒
動画:1/8000秒~フレームレートの逆数
最大写真サイズ4000×3000
静止画モードシングルショット:12 MP
カウントダウン:オフ/3/5/7秒
動画解像度4K (4:3): 3840×2880@24/25/30/48/50/60fps
4K (16:9): 3840×2160@24/25/30/48/50/60/100/120fps
2.7K (4:3): 2688×2016@24/25/30/48/50/60fps
2.7K (16:9): 2688×1512@24/25/30/48/50/60/100/120fps
1080p (16:9): 1920×1080@24/25/30/48/50/60/100/120/200/240fps
スローモーション4K: 4倍 (120fps)
2.7K: 4倍 (120fps)
1080p: 8倍 (240fps)、4倍 (120fps)
動画フォーマットMP4 (H.264/HEVC)
最大動画ビットレート150 Mbps
対応ファイルシステムexFAT
音声出力48 kHz 16-bit; AAC
多機能Vision Dock
画面2.0インチ
解像度:314×556
輝度:700±50 cd/m²
バッテリー
種類LiPo
容量カメラ:650 mAh
多機能Vision Dock:1350 mAh
電力量カメラ:2.5 Wh
多機能Vision Dock:5.2 Wh
電圧カメラ:3.88 V
多機能Vision Dock:3.88 V
動作時間カメラ:最大60分
カメラ + 多機能Vision Dock:最大150分
(25℃の実験室環境にて、1080p/30fps動画撮影、EIS無効、画面オフの条件で測定した参考値)
充電時間カメラ:約40分で80%まで、約60分で100%まで
カメラ + 多機能Vision Dock:約60分で80%まで、約90分で100%まで
(DJI 65W PD充電器を使用し、25℃の実験室環境で測定した値)
その他
重量カメラ:約65 g
多機能Vision Dock:約90 g
サイズカメラ:45×35×30 mm (長さ×幅×高さ)
多機能Vision Dock:50×40×35 mm (長さ×幅×高さ)
防水性能カメラ単体:10 m
多機能Vision Dock:非防水
マイク数3
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac
BluetoothBLE 5.2


次は実際にOSMO Nanoで映像を撮影したらどんな感じなのかを記事化する予定なのでお楽しみに。


<つづく>

OSMO Nanoはカメラの内部ストレージによって64GBモデルと128GBモデルの2種類があります。価格は、64GBモデルが税込4万3890円、128GBモデルは税込4万8730円。発売日は2025年9月23日(火)で、DJIの公式ストアから購入可能です。また、Amazon.co.jpでも購入できます。

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in ハードウェア,   レビュー, Posted by log1i_yk

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