相手より早く通知をタップして勝つモバイルゲーム「Push Off」、デュエルトーナメントは1日1回

かつて存在した、相手よりも早く通知をタップして勝利を目指すスマートフォン向けゲーム「Push Off」を、開発者のジャスティン氏が自身のブログで紹介しています。
Push Off
https://www.unoptimal.com/push-off
ジャスティン氏によれば、「Push Off」はReact NativeとFirebaseを使って開発されたとのこと。
ルールは至ってシンプルで、1日に1回だけシングルエリミネーション(勝ち抜け)トーナメントで試合が行われ、勝者は20ドル(約3120円)をもらえました。

ゲームの試合は1vs1で開催され、試合のラウンドと対戦する相手の名前が表示されます。

そして、ふと現れるプッシュ通知をより早くタップしたものが勝ち。

勝ち抜けて複数試合を行い、最後の1人になるまで続けます。

ただし、シングルエリミネーショントーナメントを進めるには、プレイヤー数が8人、16人、32人など、2の累乗数である必要があります。

これを解決するための仕組みがシード制です。例えば参加者が26人だった場合、6人をシード枠として取り置いて、その前に20人を10人に絞り、そこから16人のシングルエリミネーショントーナメントを組めばOK。しかし、参加人数に応じてその都度シード数を考え、予選を組むのはシステム的に複雑だったそうで、実現するのは手間がかかったとのこと。

そこで、ジャスティン氏が取った作戦が「ウソをつく」です。例えば、44人の参加者の場合、トーナメントが始まった瞬間に参加者のPush Offアプリに「現在の参加者は64人です」と表示します。そして、架空の20人を含んでシングルエリミネーショントーナメントを組みます。この架空の20人と組み合わされた参加者は不戦勝となります。つまり、実質的にはシードになるというわけ。
Push Offは開発に4カ月、Appleによって承認されるのを待つのに2カ月かかったそうです。なお、アプリ自体は記事作成時点でも配布されていますが、サービス自体は停止しているそうです。
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in モバイル, ゲーム, Posted by log1i_yk
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